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不条理音盤委員会 246 Novalis 「Augenblicke」
- 2005/12/14(Wed) -
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ドイツの叙情派シンフォニック・ロック・バンドとして知られるNovalisが1981年に発表した8枚目のアルバムです。Novalisといえば3rdの「Sommerabend」や5thの「Brandung」で聴かれるシンフォニックな大作のイメージが強いのですが、どの時期にも共通するのはドイツ的な情感と夢幻的な雰囲気を併せ持ったLutz Rahnのキーボード・ワークを中心としたメロディアスでドリーミーなサウンドでしょう。この「AugenBlicke(邦題:時の交差)」では、多少ポップなセンスを導入した小曲ばかりとはいえ、彼らが紡ぎ出す音は従来どおりの淡い色彩に縁どられた儚くも柔らかな響きに包まれているという印象があります。キーボードの奏でる美しくも物哀しいメロディーに、ギターのアルペジオが絡む珠玉のナンバー「Danmark」から始まり、ポップなヴォーカル・ナンバーの「Ich hab' noch nicht gelernt zu Lieben」、サイケデリックの香りも漂うギターとシンセが絡む前半部とCamelを意識したかのようなフルートと妙にスペイシーなSE風のシンセ音が交錯する後半部との対比が不可思議な感触を抱かせる「Cassandra」、再び哀愁のアコ・ギによる導入部から、ハミング風のコーラスに導かれ、切々と歌うヴォーカル、そして終盤部では歌メロを継承したような切ないギターのフレーズが静かに奏でられて消えていく「Herbstwind」、ピアノとギターのアルペジオによるアンビエントなメロディーにストリングによるコーラス~ピチカートが出入りしながら感情の静かな揺れを表現したようなクラシカルな「Mit den Zugvogeln」、ギターがゆったりとしたメロで終始主導権を握りながら、徐々に頂点を目指していくようなうねりのようなフレーズを聴かせる「Sphinx」、囁きあるいは呟くようなヴォーカルとピアノ~繊細さをそのまま継承したフルート~ギターとまるでガラス細工のような脆さを感じさせる「Als kleiner Junge」、パーカッシヴなピアノと軽快なギター、躍動感あふれるヴォーカルの「Magie einer Nacht」、ジャーマン・トラッド風のアコーディオン~ハーモニカを模したシンセ音と暖かみあふれるヴォーカル、柔らかなギターの響きの組み合わせで思わず涙がこぼれてしまう夢見るような「Begegnungen」まで、ロマンティシズムとリリシズムに包まれた情感豊かなアルバムだという印象をうける片桐なのでありました。

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