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不条理音盤委員会 237 In The Nursery 「Sense」
- 2005/11/29(Tue) -
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気が滅入った時にはゴシック系の音を聴くのに限ります。
というわけでIn The Nurseryが1991年に発表した7枚目?のアルバムです。イギリス・シェフィールド出身のKliveとNigel Humberstoneという双子の兄弟が中心のこのユニットは当初はポスト・パンク的なアプローチをしていたのですが、徐々にクラシカルな要素を取り入れたゴシック的な様式美を前面に打ち出すようになり、アコースティックで幻想的なオルタナティヴ/ゴシック・サウンドを展開し続けています。このユニットは国内盤も出ておらずインフォメーション自体も少ないのですが、その架空の映画のサウンドトラック(近年では実際のサントラも手がけているようですが・・・)ともいえる独特の音響世界には熱狂的なファンも多く、日本においてかなり過小評価されているユニットではないかと個人的には思っています。また時期によりメンバーに多少の出入りがあるようで、このアルバムではHumberstone兄弟の他にミリタリー・ドラムのQ、女性ヴォーカルのDolores Marguerite Cがクレジットされています。高らかにドラムが打ち鳴らされ、ストリングとオーボエによる重厚でクラシカルなテーマが勇壮に展開する「Blue Religion」から始まり、Doloresによるフランス語のヴォーカルとエレガンスなメロディーが印象的な「A Rebours」、ティンパニの連打~ピアノとシンセ等による不安げなメロと足音を模したSEから、ついタイトル通りのサスペンス風の映像を連想させてしまう「Boy Behind The Curtain」、ピアノとヴァイオリンによる静かな展開から突如として急激な振幅をもったオーケストレーションへと移行する「Syntonic」、ストリングによる一定のリフがリズム・マシーンと共にミニマル的にコードを上下する「Sense」、脅迫的なドラム類の連打にナレーションとフルート、グロッケンによるミニマルなフレーズがかぶる「Epigraph」、ロマンティックなメロディをもつ「Memoirs」、ミリタリー・ドラムとオーケストレーションが不安感と緊張感を煽りたてるような「Angelchrome」、前述の「Sense」を更にクラシカルかつ重厚にアレンジした「Sense Datum」、CD限定のBonus Track(オリジナルLPは持っていないのですが・・・汗)の「A Rebours」の別バージョンの「Contre-Coeur」まで洗練されたサウンド・デザインによる欧州的な美学が繰り広げられています。イメージ的な音楽でもあるですが、その背景には現在の欧州ではなく、ジャケットから類推されるように古代~ギリシア・ローマを彼らは想定しているのではないかとも勝手に思ったりします。
・・・ジャンルを設定するとロックでもポップでもないので、とりあえずOthersに……(-。-) ボソッ。

In The NurseyのHPはこちらから(このアルバムを含め殆どの作品の試聴もできます)
http://www.inthenursery.com/

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