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不条理音盤委員会 236 Visible Wind 「A Moment Beyond Time」
- 2005/11/28(Mon) -
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カナダ・ケベック州出身のVisible Windが1991年に発表した2ndアルバムです。ちょっとメタルがかったギターとAORをも思わせる甘いタイプのヴォーカルが特徴的なバンドだと思いますが、叙情感あふれるインスト・パートとテクニカルでメロディアスなシンフォニック・サウンドを根本とした様々なテイストの曲が並ぶこの作品は、バンドとしてのショー・ケース的、あるいはデモンストレーション的な意味も込められているのでしょうか??とにかくバラエティ感覚満載の作品という印象を受けます。ニュー・エイジ~アンビエント風のシンセによるインスト・パート「Behind The Curtain」から始まり、転がるようなピアノ系のシンセと滑らかなギターに導かれて西海岸風のヴォーカルを聴かせる「A Moment In Time」では後半になるとハモンド風のシンセ、ナレーション?のSEやメタル風のギターも挿入されます。アコ・ギのアルペジオとサンプリング・コーラスされたシンセに続いてフランス語による優しい響きのヴォーカルが耳に残る叙情的なナンバー「Soleil D'Aube」でのギター・ソロは一瞬Camelを連想させる泣きのギターですし、プログレと呼ぶよりは最早ウエスト・コースト一派のフュージョンに近いポップな曲調ながら所々リズム・チェンジを繰り返す「Chasing The Skyline」でも中盤からフルート?とギターによるロマンティックでメロディアスな展開に突入し、やはり後期Camelを思い出さないわけにはいきません。おごそかなシンセの導入部からドラム・ロールを経て雄大さを感じさせるメロディを朗々と歌い上げる「Ulysse's Return」、Marillionの影響を濃厚に感じる「Seeking The Moon」) 、アコ・ギによるバロック風の小品 「Solitude」に続く「The Faded Years」ではレゲエ風のリズム隊にトロピカルでレイド・バックしたサウンドすら聴くことができます。ティンパニが打ち鳴らされ、重苦しいシンセとハードなギターによるイントロからSi-Musicに通じるポンプ風のサウンドが次々と繰り出される10分を超える「A Moment Beyond Time」では、終盤間際のCamel風のギター・ワーク後はAOR的なメロディのヴォーカルがドラマティックな盛り上がり方でエンディングを迎えるという面白くも脱力感あふれる曲です。単純にネオ・プログレと呼ぶよりはシンフォニック・ロックをはじめとする幅広い音楽のイディオムを吸収・消化した新感覚のメイン・ストリーム系と表現しても差し支えないというのが個人的な評価です。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/46526/summary.html

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