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不条理音盤委員会 229 Frazier Chorus 「Sue」
- 2005/11/18(Fri) -
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耽美系エレ・ポップのFrazier Chorusが1989年に発表した1stアルバム「Sue」です。このユニットはTim Freeman(Vo、Syn)、Michelle Allardyce(Per)、Kate Holmes(Flute)、Chris Taplin(Clarinet、Programming)のイギリスのブライトン出身の4人組で、87年に4ADから「Sloppy Heart」というシングルを発表すると共にCocteau Twinsのライブ・ツアーに同行していましたが、まもなくVirginに移籍してHugh Jonesをプロデューサーに迎えて制作されたのがこのアルバムです。メンバー構成からも推測できるように打ち込み主体の音に管楽器や弦楽器がからむオーケストラル・ポップなのですが、さすがに4AD出身だけあってドリーミーなストリングスとホーンのアレンジはアンビエントに通じるものもあり、またどんな曲でも抑揚のない、呟くようなTimのヴォーカルが甘いメロディとは裏腹の妙にクールで抑制された雰囲気をもっているのもまた独特の魅力の一つです。メルヘンチックな歌詞の「Dream Kitchen」から始まり、ストリングがタイトル通りの激しさを象徴するアレンジの「Storm」、Kate Holmesのフルート、ゲストのKate.St.Johnのオーボエ、Simon Clarkeのバリトン・サックスという3本の管がジャズっぽい音を奏でる「Fotry Winks」、エスニック風のマリンバ・シンセにチェロが絡み、Timが語るように歌う「Ha-Ha-Happiness」、デビュー曲の再録(オリジナルは未聴・・・汗)で、Dream Academyを思わせる「Sloppy Heart」、本当にドリーミィーなメロディの「Living Room」、コントラバス、ギターをフューチャーしたこのアルバムの中では一番の生音志向の「Sugar High」、跳ねるようなエスニック・リズムとガムラン風シンセの中をフルートが舞う「Typical」、映画の一場面のようにエレガントなストリングをフューチャーした「Ski-Head」というように、NW的なシンセの使い方も指摘されると思いますが(典型的なのはドラム・マシーンの音)、メインであるTimのヴォーカルを邪魔しない程度に適度に重ねられた音の層はまさに和み系の音ではないかという印象があります。耽美系に分類されるかとは思うのですが、他のバンドのように感情を前面に打ち出すのではない、どこか冷めたような視線を感じさせる一枚のような気がします。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/31286/summary.html

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