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不条理音盤委員会 220 Natarie MacMaster 「In My Hands」
- 2005/11/06(Sun) -
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カナダ・ノヴァ・スコシア州ケープ・ブレトン出身の女性Fiddle奏者のNatarie MacMasterが1999年に発表した通算6枚目のアルバムです。この地方は名前の由来に見られるようにスコットランドの伝統を色濃く残す地域として知られていますが、彼女もまた伝統的なトラッドとポップ・ミュージックの要素をたくみに融合させた作品を発表し続けています。1996年発表の「No Boundaries」では打ち込みを使ったハウス風のアレンジやバンド形態によるファンクといったトラッド曲の斬新なアレンジを聴かせたかと思うと、98年の「My Roots Are Showing」ではタイトル通りの純粋なトラッド志向のアルバムを録音。そして満を持して発表されたのがこのアルバムです。冒頭の「In My Hands」はまるでIonaかThe Corrsのようなケルティック・ロックに仕上がっていて後半のリールのメロの登場まではトラディショナル系のアルバムとは信じられないほどです。「Welcome to the Trossachs」「Gramma」と正統派の演奏が続きますが、単純なトラッドの演奏を超越したようなドラムやベースを加えたスピード感はかなりスリリングなものがあります。ゆったりとしたフィドルとピアノが寄りそう美しいエアーの「Blue Bonnets Over the Border」、跳ねるようなリズムを持つジグの醍醐味を十分表現した「New York Jig」、フラメンコ・ギター奏者Jesse Cookを招いてのケルティック・フラメンコ(!!)を展開する「Flamenco Fling」、ハウス風にアレンジされたリールの「Space Ceilidh」、変拍子を交えながら中間でエレキ・ギターとエレピのインター・プレイも挿入される「Olympic Reel」、このアルバムの中で唯一のオリジナル曲ながら、伝承曲に決して劣らないクラシカルな雰囲気を持つ「Father John MacLeod's Jig」、ゲスト・ヴォーカルのAlison Kraussの艶っぽいヴォーカルが心を打つ「Get Me Through December」、Sharon Shannonのアコーディオンの掛け合いも楽しい「The Farewell」、楽しくてたまらないのかステップを踏む音も入っている「Moxham Castle」、更にステップ・ダンスとパーカッションが共演する「Mom's Jig」、最後を締めくくるかのようにフィドルとピアノが静かにメロディを紡ぐ「Flora MacDonald」まで、トラッド曲としての基本を忠実に守ったエレガンスでクラシカルな演奏でありながらも、その枠を大きく乗り越えたポップであるというNatarie MacMasterの世界を存分に楽しめる内容になっています。最近の2枚組の「Live!」ではスタジオ盤以上に鬼気迫るような演奏を聴くことができます。

公式HPはこちらから
http://www.macmastermusic.com/
試聴音源はこちらから
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000K52U/qid=1131208315/sr=1-6/ref=sr_1_2_6/249-1287893-9017106

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