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不条理音盤委員会 210 East Of Eden 「Mercator Projected」
- 2005/10/23(Sun) -
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Dave Arbusを中心としたEast of Edenの1969年に発表された1stアルバムです。このグループはジャズとヒッピー思想に由来すると思われるエスニックな音楽を融合させたサイケデリックなサウンドで知られています。裏ジャケットでは古代エジプト風に仮装したメンバーの写真が掲載されていますが、それに象徴されるようなどこかアンバランスで滑稽な感じがするバンドだったと思います。またそのサウンドの特異性からドイツのEmbyoとの共通点が指摘されますが、Embryoが本格的にエスノ・ミュージックを導入してロックの世界から訣別していったのに対して、East Of Edenは最後までその根底にブルースへの憧憬を抱き続けていたような気がします。イントロのジャングルのSEがマーティン・デニーを連想させ、ギターのリフとヴァイオリンが交錯するブルージーな「Nothern Hemisphere」、フルートとソプラノ・サックスをフューチャーした楽しげなメロにレゲエ風のコード・カッティング、ハードなギターがハモるという「Isadora」は仮に女性ヴォーカルだったらHoeldarlinを連想するようなジャジーでフォーク・タッチな曲。奇妙ながらも美しい響きのヴァイオリンとシタール風のギターが交錯する幻想的な「Waterways」のフリー・フォームな部分はAmon Duulの初期との類似性を感じます。オルガン、メロトロンが効果的に使われている「Bathers」、重苦しいギターとジャズっぽいサックス、ヴァイオリンをフューチャーしながら加速度的に混沌の度合いを高めていく「In The Stable Of The Sphinx」と全体的な印象はかなりヘヴィなもので、かなり荒い演奏とアヴァンギャルドな展開にはまとまりを欠いたという印象もあります。それでもこのアルバムで聴かれるヴァイオリンの音色の多彩は特筆すべきものがあり、正統派のクラシック風から、トラッド風、ジプシー風と様々なスタイルで弾き分けています。普通にブリティッシュ・ロックの歌い方をしているRon Cainesのヴォーカルとの落差も含めて、アンダーグラウンドな音の代表とも言うべき一枚でしょう。

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