2017 03 ≪  04月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2017 05
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
不条理音盤委員会 635 MANEIGE 「Les Porches De Notre-dame」
- 2009/05/25(Mon) -

1156960.jpg

カナダ、ケベック州の出身の5人組からなるMANEIGEが1975年に発表した2ndアルバム。
極めてクラシカルでまたアコースティックな演奏のもとで夢見るようなメロディーが次々と展開されてゆくチェンバー系の作品となっていて、ファンタスティックでドリーミーな感触を覚える。虚飾を一切排し浮かんできたメロディーを思うがままに紡いだようなその音は迷宮のように入り組んでいて、聴いていていつのまにか自分を見失ってしまう恐れすらある。
フルートとクラリネットが柔らかいメロディーを奏で続ける中に、ピアノやヴァイヴ、マリンバがそこに寄り添うように様々な表情をブレンドしていく長い組曲形式の「Les Porches de Notre Dame」では中間部からはピアノの波乱を予測させるような不安げな独奏パートを引き継いで、ギター、トランペット、サックスがヴォーカルを交えながらジャジーなソロを展開させていき、最後に向けて徐々に昇華していくエネジーの放出が涙ものの曲に仕上がっている。続くオーケストラルな小品「La Grosse Torche」を挟んで、カンタベリー系のジャズ・ロック風の「 Les Aventures de Axinette et Clarophone」ではいくつもの断片的なフレーズが幾重にも交差し、決して熱くならずに冷静さを保ったままで抑制されたクールな演奏を聴くことができる。最後に収録された「Chromo」は転がるような軽快なリズム隊を底辺にラテン・テイストの前半部とミニマル的にも感じられる後半部で構成されている。
このMANEIGEというバンドは次の作品である「Ni Vent...Ni Nouvelie」が圧倒的に評価が高く、そのプロト・タイプとして位置づけられる1stや2ndは無視されがちな傾向がある。それはある程度仕方がないのだが、次の作品では消失しまっている(と、個人的には思う)どうしようもない孤独感や寂寥感みたいな雰囲気が詰められたアルバムという気もするのだが。。。。。
「Les Porches de Notre Dame」の後半部がyoutubeで聴ける。



スポンサーサイト
この記事のURL | Progressive Rock | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<不条理音盤委員会 636 Eric Random And The Bedlamites 「Time-Splice」 | メイン | 瑣末的日常電視台 148 本日の「Vanessa Quinones 」>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://mao4735.blog85.fc2.com/tb.php/907-14d9f500
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。