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不条理音盤委員会 122 Djam Karet
- 2005/06/21(Tue) -
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DJAM KARETは硬質なシンフォニック・ジャズ・ロックが特徴のアメリカのバンドです。KING CRIMSONからの影響と思われるノイジー&ハード&フリーキーなギター・ワークと複雑なポリリズムを巧みにこなすリズム隊、GONG~OZLIC TENTACLES直系のサイケデリックな浮遊感覚、その両者がバランスよく消化・配分された音作りは耳に強烈な刺激を与えてくれます。この「The Ritual Continues」はこれ以前に発表されていたテープ作品を再録したものと思われます。割とヘビーな質感のリフとそれに絡みつく半即興的なギターや多用されるギター・シンセが宙を舞い、それをしっかりと支えるリズム・セクション--曲そのものはかなりの水準に達していると思うのですが、再録音のためか、アルバム全体としてはちょっと散漫な印象もあります。バンドとしての方向性を模索していたのか、サイケデリック感覚とジャズ感覚が極端に二分化されているような気もします。とはいえ、次作に見られるエレクトリックとサイケデリックの融合というこのバンドの本来の姿勢の原型をうかがい知ることはできます。インド~中近東系音楽の要素を借用していることで、催眠的で東洋的な要素をエレクトロニクスで解体して各パートにちりばめる手法はOZLIC TENTACLESに類似しています。6曲目の「The Ritual Continues 」はもろインド音楽のパクリです。

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1989年に発表されたこの「Reflection on the Firepool」でDJAM KARETは音楽の方向性を確立したと思います。全体的に瞑想的なテイストを散りばめているものの、その根本にはしっかりとしたロックのイディオムが使用されていて、まさに祝祭都市のための音楽と言うべき作品ではと思います。あからさまな民族音楽の要素を借用するのではなく、アフリカっぽいマリンバ系のシンセ音や、メタル・パーカッション?--サンプリングかもしれませんが--でガムランを模倣したりと、擬似的・架空の世界を創造することで聴き手のイマジネーションを刺激させたのではないかという印象があります。そこに挿入されるフリップナイズされたギターがまるでシャーマンの如く、祝詞の如く、精神の覚醒・原点への回帰を訴えているような気になってきます。作品を構成する9つのテーマの各々一つ一つが静/動を明確に対比していて、1曲の中でそれがリズミカルな多様性をもって展開されていきます。ドライブ感あふれる1曲目のギターから、唐突に電車が通過するSEで終了するまでその創造力と緊張感はとどまるところを知らない・・そんな感じのアルバムです。
個人的には名盤だと思うのですが、海外のサイトでもあまり注目されていないアルバムというのは結構意外な気もします。確かにこれ以降の作品と比較すればポップ過ぎる??と言われてしまえばそうなのですが・・・・(涙)

彼らのHPはこちらから
http://www.djamkaret.com/


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