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不条理音盤委員会 476 Michel Godzom 「MUSIQUE DE LA MARTINIQUE」
- 2007/03/09(Fri) -
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先日はマルチニクのクラリネット奏者Alexandre Stellioさんをピック・アップしましたが、今回は同じクラリネット(時にはサックスも)奏者のMichel Godzomさんが伝統と革新を見事にミックスさせた1990年に発表したアルバムを。。。
この人の作品は以前国内盤で「マルチニークの哀愁」というタイトルのCDが発売されていましたが、そちらの方はタイトルに相応しく、ビギン魂そのままにビギンやワルツ、マズルカといったクレオール音楽をストリングの伴奏を従えてまるでブラジルのショーロの如き優雅さあふれる演奏で披露していましたが、この作品では当時流行だったズーク(というよりはKassav’)を意識したような鮮やかなシンセと共にスピード感あふれるマズルカ・クレオールやビギンを聴かせてくれます。無論本流であるゆったりとした横揺れするような感覚を忘れることなく、あくまでもクレオール音楽としての基礎を踏まえてのズーク的な解釈であろうと思われますが、それは形は違えどもKaliが表現しようとしていたマルチニクに生きる人間の根っこのようなものをMichel Godzomさんもまた求めていたためではないかと思います。
一時期ズークがブームになり、この周辺の音楽ではこぞってDX-7の煌びやかな音色を使った強烈なダンス・ミュージックが隆盛を極めたのですが、それも一過性のもので長続きせず、ズークそのものがまろやかな感触のものに変貌していったことを思えば、Kassav’の功罪は良くも悪くも大きいとしか言えないのですが、その彼ら自身「Majestik Zouk」で原点回帰を目指したのですから「Vini Pou」が世界に与えた衝撃はまさに熱病のようなものだったのでしょう。Michel Godzomさんも流行りの音を使ってみました!という程度でこのアルバムを作ったのではないかと感じるのですが、その極彩色のシンセ音の根底にはアフロ的な要素が潜んでいたり、心地よいパーッカションや女性コーラスが響くといった具合にあくまでも自身のルーツには忠実な演奏を繰り広げています。
彼の奏でるクラリネットの響きはA.Stellioさんのように野趣あふれるものではなく、かぎりなく繊細でノスタルジックなもので、どこか心の琴線に触れるものがあるのです(A.Stellioさんの音とは別次元という意味です)。



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コメント
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>ころんさん
>でもやっぱりコンパ~ララにはアコが似合いますよね
・・・メレンゲにもクンビアでもアコがないと物足りような気がします。ズーク世代でもDX-7のアコのチープな音がたまらなく感じる瞬間がありますよね?
2007/03/11 23:10  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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「ララマン」は賛否両論の作品ですよね。あまりにモダン・コンパ過ぎるという意見もよくわかります。しかし表面的にチャラチャラした音になろうと、どうやっても変わらない図太い根っことか土着のパワーがしっかりと感じられるという点で、私は高く評価しています。

でもやっぱりコンパ~ララにはアコが似合いますよね~、それは私も同感です。「ララマン」も好きですが、ヌムール・ジャン・バチストの昔の音源も良いですもんね。
2007/03/10 13:59  | URL | ころん #-[ 編集] |  ▲ top

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>ころんさん
・・・う~む、「ララマン」ですかぁ。。。個人的にはKassavの派手なズークも好きなのですが、「ララマン」はあまりにもモダン・コンパというか、ララっぽいイメージが少ないような気もしますが。。。Mini All Starsではそれ以前の「Natasha」「We Gotta Move On」は結構聴くのですが、「ララマン」でのDX-7の使い方はちょっと軽すぎるような気もします。無論カリビアン・ダンス・ミュージックとすれば超一級の出来栄えだとは思うのですが、作品を重ねるごとにメンバー間の嗜好の最大公約数の幅が大きくなってきて、詰め込まれている要素~アフロだったり、カリブだったり、ジャズやR&Bだったりという部分がちょっとバラバラになってきているような気がします。バティストやシコーが創りあげたヘイシャンの伝統の新解釈と見ればいいのでしょうが、やはりコンパ~ララにはアコが似合いますよね?
2007/03/10 09:42  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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>ゆうけいさん、ご教示ありがとうございます。
・・・なるほど、そういう事情があったんですか。最近これが目につくようになってきたので、ついサブタイトルにしたわけですが、こちらとしては事件・事象の内容に対して、当事者としての見解を知りたいと思うのですが、一言で片付けられてしまって続報がないのは不自然ですよね。記者会見でもあればまだ良いのですが。。。。そういった意味でまた一つマスコミに対して不信感というものを覚えました。ありがとうございました。
2007/03/10 09:21  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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うーむ、本当に色々なブツをお持ちですねえ。この人のことは全然知りませんでした。この手の音楽はシンセを多用していると味わいが薄れてしまう気がするのですが「自身のルーツには忠実な演奏」ということであれば、聞いてみたいです。根っこがしっかりしていれば、表面がどうであれ、良い演奏になるかと思いますので。例えばハイチのミニ・オールスターズのアルバム「ララマン」なんかもシンセを多用した極彩色の作品でしたが、根っこが図太いので本当に素晴らしい音楽に仕上がっていたと思います。自身のルーツをしっかりと持っている連中は、やはり強いですよね。
2007/03/09 12:45  | URL | ころん #-[ 編集] |  ▲ top

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サブタイトルに反応しました。新聞の汚い常套手段でうちもやられた事があります。向こうはそう言うところに張り付いていて訴状が出たら即電話してくるわけで、こっちに届いてるわけがありません。だから「届いてません」としか言い様がないんですし、むこうはそんな事百も承知のはずです。それを「訴状が届いてませんのでコメント出来ません」と書いて、あたかもコメントを拒否したみたいな印象を世間に与えるわけです。ちなみに訴状が届いてから再び電話がかかってきたという話は聞いた事がありません。
2007/03/09 11:28  | URL | ゆうけい #PrUf/QBU[ 編集] |  ▲ top


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