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不条理音盤委員会 107 Gong [Downwind
- 2005/06/04(Sat) -
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Gong ~ Mike Oldfield Bandで活動していたPierre Moerlanが亡くなりました。5月2日から3日にかけての夜、予兆もなく眠りながら亡くなったとのこと。53歳でした。非常に残念な気がしてなりません。彼は決してテクニカルなドラマーというわけではなかったと思うのですが、音楽-特にリズムに対してパッションのようなものを感じさせる人だったと思います。彼が参加した作品は多いのですが、今回は1979年に発表された「Down Wind」を・・・。
この作品はARISTA からの PIERRE MOERLEN'S GONG 名義の初作品になります。全体的にはやはり目の眩むようなカラフルなパーカッションをフューチャーしたジャズロック・サウンドを基調としつつ、Mike Oldfield、Mick Taylor、Didie Lockwoodといった豪華で個性的なゲストを迎え、ミニマルなリフをメインにした疾走感あふれるナンバーやAOR 調のヴォーカル・ナンバー、アンビエントなインスト曲といった多彩でオリジナリティーあふれる音が目いっぱい詰め込まれていると思います。
冒頭の「Aeroplane」ではSteve Winwoodのハモンド・オルガンを前面に打ち出してPierrre自身がヴォーカルを取るストレートでファンキーな曲。続く「Crosscurrents」ではドラム、ヴァイブ、マリンバのテクニカルな変拍子の上を、Didier Lockwoodのヴァイオリンが華麗に舞うインストゥルメンタル。Hansford Roweの見事なベース・プレイも聴きものの一つです。タイトル曲の「Downwind」はこのアルバムのハイライト的なナンバーで、ヴァイブとマリンバによる「TUBULAR BELLS」 調のリフに導かれて、Didier Malherbeのサックス、Didier Lockwoodのヴァイオリン、Terry Oldfieldのフルート、そして一音で分かるMike Oldfieldのギターなどが次々フィーチュアされるインストゥルメンタル大作で、シンフォニックな広がりと躍動感のある名曲に仕上がっています。中間部でのパーカッションの乱打にも心が躍ります。海外のサイトを検索してみると、どうもこの曲の例の部分はPierre MoerlanとMike Oldfieldがメンバーやスタジオを別個にして録音して、後につなぎ合わせたらしいです。それが事実であったとしてもこの曲の価値が損なわれるわけでもありませんが・・・。「Jin- Go - Lo-Ba」はSantanaのカバー曲です。パーカッション、ヴァイブをフューチャーしたアフロ・ラテン風のエキゾチックなヴォーカル・ナンバー。中盤のRoss Recordのギター・ソロは完全にSantanaをパクっています。Mick Tylorお得意のブルージィーなギターに乗せてPierreが気持ちよさそうに歌う 「What You Know」はAOR 調ヴォーカル・ナンバーです。。ヴォーカルは決してうまくはありませんが、朴訥とした彼の魅力がここでも感じられると思います。また、テクノ・ポップを思わせるちょっと妙な感覚のシンセサイザーもPierre自身です。 「Emotions」は冴え冴えと響くヴァイブと哀しげなヴァイオリンが美しいアンビエントな曲。シンセサイザーの音が重なると、更に透明感が滲み出てくるような幻想的な曲です。更に最後の 「Xtasea」の前半はメランコリックなヴァイブのリフとメロトロン風シンセ、前の曲よりも更に物悲しさをたたえたヴァイオリン、フレットレス・ベースなどによる低く沈み込むような演奏のあと、中盤以降ギター、ドラムも加わりギターのリードでミドル・テンポながらもスリリングな演奏へと変化してゆきます。
こうしてみると、非常にバラエティに富んだ音が続くアルバムなので、全体的な統一感にはやや欠けるきらいはありますが、曲の一つ一つはキラキラと輝いているような印象があるのです。
彼のご冥福をお祈りします。
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