2017 07 ≪  08月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 09
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
不条理音盤委員会 92 細野晴臣 「PARAISO」
- 2005/05/12(Thu) -
51QTCH2BUlhL__SL500_AA240_.jpg

正式には細野晴臣&イエロー・マジック・バンド名義で発表された78年の作品。細野氏にとっては4枚目のソロ・アルバムになります。「泰安洋行」「Tropical Dandy」といったアルバムで展開してきた「ソイ・ソース・ミュージック」の進化形態として、よりエキゾチックに、そしてシンセサイザーを大幅に導入した「チャンキー・ミュージック」をここでは展開しています。この作品のもつ位置については散々言われていますので、あえて片桐がふれることもないので、ここでは割愛します。個人的に思うのは、細野氏がこの路線をより前面に押し出したまま、作品を作り続けたら一体どうだったのか?と考えることはあります。ポップ・ミュージックとしてのエキゾチカが日本で認知されるまでには、この後約10年を要するわけですから・・・・。
このアルバムの根底にはYMOの1st同様に西洋から見たオリエンタル趣味の誤解という部分が多いのですが、YMOの初期に見られるような自虐的な要素は少なく、そういった誤解を含めた部分を楽しんでいたような気がします。例えばティーヴ釜氾氏がリード・ヴォーカル、息子のムッシュ・かまやつも参加した「ジャパニーズ・ルンバ」やニューオリンズ風の「フジヤマ・ママ」といったカバー曲そのものが、日本を題材にしたコミカル・ソング的なものなのですが、あえてそういった曲を取り上げて独自な解釈を付加することによって、欧米的な視線と東洋的な観点のズレを面白がっている細野氏の顔が思い浮かぶのです。またマーティン・デニーの翻訳ともいえる「ファム・ファタール」に代表されるオリエンタル&トロピカルな要素も、そういった点を強調することによって人工都市である「東京の音楽」ということを表明したかったのでないかと思うのです。それが冒頭の曲「東京ラッシュ」の「あっちから、こっちからギュッ、ギュッ、ギュー」という歌詞に象徴されるように、多くの情報・イメージを集約して作り上げた架空=天国の音楽ということになるのでは?と片桐は思うのです。ここで完成したコンセプトに、更に技術立国JAPANというイメージをミックスさせて、人間と機械の融合という新たな路線を加えてYMOがスタートしたと推定します。最後の細野氏の言葉「この次は、モア・ベターよ!」は細野氏なりのポップ・ミュージックとしての完成形を示唆していたのではないかと思うのです。
スポンサーサイト
この記事のURL | Rock / Pop | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<深夜徘徊支援事業団 14 ひろき十郎 | メイン | 不条理音盤委員会 91 1000 Mexicans 「Dance Like Ammunition」>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://mao4735.blog85.fc2.com/tb.php/779-861a05ef
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。