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不条理音盤委員会 90 Depeche Mode 「Some Great Reward」
- 2005/05/10(Tue) -
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84年に発表されたDepeche Modeの4枚目のアルバム。ロマンティックなジャケットとは大違いのインダストリアル感覚にファンク系のビート、それに重厚で哀愁漂うメロディーという異色の組み合わせが奇跡的な美しさを呼んだ作品だと思います。前作「Construction Time Again」で導入を始めたメタル・パーカッション風の音を前面にフューチャーしていて、それでいながら、決して人間の温かみを忘れないサウンドがアルバムの骨格を成しています。しかも歌われる歌詞自体が実は深刻なものというアンバランスな感覚もまたこのグループの特徴でしょう。「Lie To Me」「If You Want」のように内向的で他人とのコミュニケーションが出来ない人間が書いたような歌詞の曲を筆頭に、歪んだ人間関係の「Master And Servant」、純粋なラブ・ソングのようにみえて、実はただ夢想しているだけといった「Somebody」「Something To Do」、これまたメッセージ・ソングのように聴こえて、実は片思いの曲「People Are Peopale」。このアルバムの歌詞を見ながら聴くと、その自閉的な世界のユニークさと奇妙さに瞠目すると思います。「Blasphemous Rumours」に至ってはついに世界や宗教すら半ば否定しています。皮肉な運命の悪戯を描写しながらも、無力な人間の姿をありのまま歌い、神を批判する歌詞は転がるようなメタル音、人工呼吸器のようなシュー、シューという音それに悲しげなシンセの音色がミックスされて、荒涼とした世界を演出しています。
ベルリンのハンザ・スタジオ録音、Gareth Jones(Wireでの音響工作は絶妙でした)が制作に手を貸しているいう2つの要因も重なって、このアルバム全体のイメージとして、英国的ロマンティシズムとジャーマン・ゴシックの見事な融合とも言うべき作品に仕上がっていると印象を感じます。
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