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不条理音盤委員会 53 山下和仁 「展覧会の絵」
- 2005/03/10(Thu) -
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3度目の「展覧会の絵」のレビューになります。相変わらず拙い文章&独断と偏見ですがどうぞお気を悪くしないでくださいませ。

山下和仁さんは日本を代表するクラシック・ギタリストです。最近はバッハの作品にも果敢に挑戦している山下氏が1981年、19歳の時にライブ録音したのが、この「展覧会の絵」です。ギター1本で弾くのはどうやっても不可能と思えるくらい複雑な楽曲を、半音移調しただけで、演奏自体は原曲にかなり忠実に従っている点がまず驚愕に値します。オーケストラ版以上に音の広がりを重視した演奏には高い技術と素晴らしいセンスが必要なのは言うまでもありませんが、山下氏は正確なピッキングとフィンガリングで多彩な音色を生み出すことによって、この曲にピアノともオーケストラとも異なった透明感を伴う独自の音響的な解釈を見出したと言えるでしょう。。
「ヴィドロ」での重々しい感覚や「カタコンブ」と「死せる言葉」での強い悲しみの表現はギターとは思えない荘厳さを伴っていますし、「古城」での音はオーケストラ版よりも叙情を強く感じます。また「バーバ・ヤーガ」でのすさまじいばかりの早い演奏が、「キエフの大門」に入った瞬間ゆっくりめの演奏にぱっと切り替わるところは白眉でしょう。
同時収録されたストラビンスキーの「火の鳥」でも驚異的なテクニックで奮闘しているのですが、さすがに原曲自体複雑な構成なので、ギターだけの演奏には限界があると思わざるを得ません(謝X20)。とはいっても、難問に対する積極的な姿勢にはただ頭が下がるだけです。

前にも述べましたが山下氏はバッハの「無伴奏チェロ組曲」「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ」も演奏しているのですが、実はこちらの方は??という感じです。技法の豊かさは十分に感じられるのですが、さすがにヴァイオリン系の音色の柔らかさにギターは及ばないという印象が強いですね。特に「無伴奏チェロ組曲」は自分はカザルスの演奏でなじんでいるだけに、どうしても弦の残響や表現のふくらみと言う点で弱さを感じざるを得ません。
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