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瑣末的日常電視台 144 DJ Mao 「Lost Gringos」
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- 2009/04/23(Thu) -
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先日、ころんさんのBlogで大層遊び心を感じさせる一文を読ませていただいたので、そのアンサー企画です。
それは、「自分も可愛い女の子グループをプロデュースして、みんなが唸るような(呆れるような?)面白いブツを作ってみたい!」というコンセプトに基づくもので以下はその妄想の産物でございます。 3Mustaphas3をこよなくリスペクトするDJ.Maoがその辺でたむろしていたRio、Luna、Yui、Cocoをナンパした挙句にポップスを歌わせてみようと試みた一枚。もちろんタイトルはNDW屈指のユニット名。 DJ.Maoが世界中のアーティストとWeb上でやり取りした音源を独自にミックスし、更に多種多様の音源を重ねることで一種の錬金術のようなドリーミーでカラフルな音楽を作り上げました。 反則技の連続としか言いようがない異種格闘技的な音の上に4人のお姉ちゃんたちのやる気がないとしか言いようがない声がかぶるラウンジとも脱力系ともいえる驚異的なアルバムに仕上がっています。 曲名は全て数字なのですが、DJ.Maoによればタイトルをつけるほどの曲でもないというのがその理由のようです。 インナーに挿入されたメンバー写真(?) Rio ![]() Luna ![]() Yui ![]() Coco ![]() 「No.1」・・・4人がそれぞれ自己紹介している音声をSteve Reichがミニマル風に次々に重ねていく曲。後半部からは中田ヤスタカの手によるAuto Tune+HarmonyEngineの近未来的な加工も施されている。 「No.2」・・・Richard Thompson(ac - G)、Steve Vai(El-G)、高橋竹山(三味線)のバッキングによる「イパネマの娘」のカバー曲。ソロ・ヴォーカルのLunaはどういうわけか歌詞をペルシア語で歌っている。コーラス・パートが終了した直後からのHukwe Zavoseの親指ピアノも交えたフリーキーなセッションは一聴の価値あり。 「No.3」・・・Ravi Shankar、Anoushka Shankar、Norah Jonesという親子のシタール&アコ・ギの演奏をメインにしたR&B系の曲。4人がひたすらラップ風に連呼しているのはDJ.Maoいきつけの中華料理店のメニューらしい。中間での長いケーナのソロはUna Ramos、トランペットはDon CherryとMiles Davisのサンプリング。 「No.4」・・・Rioの揚琴、Cocoの馬頭琴、Harold Buddのピアノによる「GymnopediaNo.1」の演奏をJah WoobleとBill Laswellがダブ処理。心地よい超低音のベースラインが支配する中で4人とKate Bush、Mari Boine、Jane Birkin、Marta Sebestyenが順番に山手線の駅名を自分なりのフレーズで歌うヴォーカル・パートが絶妙。合の手として挿入されているのはもちろんPerez Pradoのもの。 「No.5」・・・サムルノリ、トリニダードのスティール・パン・オーケストラ、ケーララのパーカッション集団、そしてKakraba Loviのバラフォンという異なった打楽器音源をFerry Corstin +DJ Tiestoが幻想的なユーロ・トランス風に仕上げた曲。4人のお姉ちゃんの喘ぎ声ヴォーカルがパス・フィルターで変幻自在に交錯する素晴らしいダンス・トラック。 「No.6」・・・Youth + Ben WatkinsのEmpty Quarter組がサイケデリック・トランス感覚にあふれた音響工作を施したガムラン風サウンドにYuiが般若心経を唱えるといった前半部から、一転してDerrick Mayによるデトロイト・テクノ的なシンセの上を4人のグレゴリアン・チャントのようなヴォーカルが無気力感を倍増させる後半部といった対比も鮮やかな曲。全編を通してノイジーなギターを聴かせてくれるのはSonic YouthのThurston Moore、イントロの8小節だけピアノを弾いているのは坂本龍一。 「No.7」・・・Diamanda Galasの破壊的なヴォーカルに続いて、Lunaのホーミー、Cocoのアーザーンが異常なほどのテンションで繰り広げられる。Holger Czukayの発信音のようなベースをきっかけに、Rioの口琴が大地の響きを聴かせ、Yuiのタンバリンとカスタネットがそれを煽り続ける。Grandmixer DSXの長いスクラッチに続くFurio Chirico、Terry Bozzio、Christian Vanderの変拍子炸裂ドラムは圧巻としか言いようがない。 「No.8」・・・最後を飾るにふさわしい一大アンセム・ナンバー。Valery Gergiev指揮のロンドン交響楽団による「ボレロ」をベースに、Pat Metheny(G)、Larry Carlton(G)、Donnal Luny(ブズーキ)、Davy Spillane(Ullian Pipe)、Jan Garbarek(Sax)、Didier Lockwood(Vln)、Patrick Moratz(Syn)がそれぞれソロを奏でる。Eberhard WeberとStanley Clarkeのベースのインプロ及びBilly Cobhamのドラム・ソロの後はエジプト国立舞踊団によるアラブ=アンダルシア風、タイ北東部イサーン地方のモーラム風、トルコの軍楽風とアレンジが変貌し、最後はIvo Papasovらによる11/8のロマ風で一気にフィナーレを迎えていく。曲中4人のどうでもいいトーキング・ヴォーカルと平家物語の詠唱がまさに涙を誘う。 細野晴臣の「この次はモア・ベターよ」という名セリフで幕を閉じるのだが、第2弾が出るか否かは売れ行き次第とのこと。。。。。 と、長々とアフォなことを書き綴ってしまいましたが、たまにはこんなにもいいのでは・・・?ということでご勘弁を(謝X100)。 スポンサーサイト
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そしておかえりなさい、MAO.Kさん。この記事にこんなことを書くのはいけないのかもしれませんが、記事を更新されたこと、とても嬉しく思います。また気がゆうけいあれから1年。。。立春自分の世界が一瞬で変わったあの日から一年経ちました。
高田は開けた風景で開放感があって好きだってよく言われてた地形が仇になり、多くの犠牲者を出してしまったのが無OGYあれから1年。。。Re: 合掌ゆうけいさん、コメントありがとうございます。
公的にも私的にも課題は山積みですね。
まだまだ、やらなきゃならないことが多くて、未だに途方に暮れています。
それMao.Katagiriあれから1年。。。合掌1年が過ぎましたね。阪神淡路大震災と比しても行方不明者の数は遥かに多く、復興へ解決すべき問題は多岐にわたりすぎている、と感じます。それでも前へ進もうとする被災地ゆうけい流行歌曲再生舞踊団 406 SUPER ECCENTRIC THEATER 「Beat The RapRe: タイトルなし>パイクマン姫君
> こんばんは!
> あ~なんとなく覚えてるこれ♪
> 男性ラップの内容が吉幾三みたいなんですけど~
> 女性陣が案外イケてますね。
…さMao.Katagiri流行歌曲再生舞踊団 406 SUPER ECCENTRIC THEATER 「Beat The RapRe: タイトルなし>gogleman師匠
これは…書かれてるとおり隙間ぽいですねえ~そんな盲点的名曲ですね。
> YTの曲説にgrandmaster flashと書いてるんですが(笑)たしかに彼らのマイMao.Katagiri流行歌曲再生舞踊団 406 SUPER ECCENTRIC THEATER 「Beat The Rapこんばんは!
あ~なんとなく覚えてるこれ♪
男性ラップの内容が吉幾三みたいなんですけど~
女性陣が案外イケてますね。
ジャケ写真はまさかバラカン氏の幼少時代!?
パイクマン流行歌曲再生舞踊団 406 SUPER ECCENTRIC THEATER 「Beat The Rapこれは…書かれてるとおり隙間ぽいですねえ~そんな盲点的名曲ですね。
YTの曲説にgrandmaster flashと書いてるんですが(笑)たしかに彼らのマイクリレー的フリースタイルgogleman流行歌曲再生舞踊団 403 Ruby Blue 「Primitive Man」Re: タイトルなし>ゆうけいさん、コメントありがとうございます。
> その節は情報ありがとうございました。今でも高音質SACDのベスト盤時々聞いております。
レベッカ・ピジョンさMao.Katagiri流行歌曲再生舞踊団 403 Ruby Blue 「Primitive Man」その節は情報ありがとうございました。今でも高音質SACDのベスト盤時々聞いております。http://amzn.to/wK0MXKゆうけい