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不条理音盤委員会 617 Logic System 「Venus」
- 2009/03/05(Thu) -
某自動車のCMで水嶋ヒロさんの後ろでタンゴを踊っているお姉ちゃんが気になって仕方がない片桐と言います。
多分ラテン系だと思うのですが、ああいう女性の視線には思わずクラッとしてしまいます。

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と、いうわけで、富田勲氏の弟子にして日本シンセサイザープログラマー協会会長の松武秀樹さんのユニットLogic Systemの1981年の2ndアルバム。もちろん、松武さんといえばYMOのマニュピレーターとして幸宏さんの後ろで巨大なMoog-ⅢCとE-μをMC-8で操っていた方です。そんな松武さんが1stアルバム「Logic」で披露したシンセ・テクノロジーの可能性という技術的な側面をより深化させて、ポップスという普遍的な面に挑んだのがこのアルバムです。音質的には同時代のYMOの「BGM」や「Technodelic」に似通った面もあるのですが、オリジナルではなくカバー曲が多いこともあって、まさに電子音と人間の感情の温もりが同居している素晴らしいアルバムになっています。
ドーン・コーラスやストリング・シンセの音も絶妙な「Venus」、テクノ・ブルースといった感じの曲の合間に、師匠の富田勲氏の「展覧会の絵」で使われたシンセ音そっくりのフレーズが挿入される「Morpheus」、オフコースの曲を一大テクノ・シンフォニーにアレンジした「I Love You」、ジャーマン・テクノ風の「Plan」、ヴォコーダーを駆使したプログレッシヴな曲にNerthern Eastのファンキーなベースも絡む「Take a Chance」、「BGM」に収録されていてもおかしくないような重苦しい「Automatic Collect,Automatic Correct」、元々ジャズ好きだという松武氏がDon Grusin等を招いて西海岸フュージョン・サウンドを展開させた「Be Yourself」、アラビックなフレーズも取り込んだアヴァンギャルドな「Prophet」、ファンキー・タッチの「Metamorphism」、30秒ほどの電子コラージュ「EquivalentM」まで、とても30年近くも前の作品とは思えない刺激に富んだ内容で、まさに先見の明といった印象があります。とにかくシンセの音色や和音の組み立て方、音同士の絡ませ方といった部分などは現在のDTM~エレクトロニカ系の曲と並べて聴いても全く遜色がなく、逆に松武さんが見据えてきたものがようやく追いついてきたという感さえあります。松武さんが歩んできた道はそのまま日本のテクノ・ミュージックの歴史であって、彼なしにはシーケンサーやサンプリングの簡素化はおろか初音ミクさえも登場しなかったことを思えば、このアルバムはテクノ系ポップスの第一歩でもあるという意味でも記念碑的な位置づけになると思います。

1stアルバムから「Logic」を。。。。





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コメント
- Re: タイトルなし -

>goglemanさん
> これは1stからの曲ですか。ハイパーテンション・ロードですね(笑)
…2ndアルバムはもっとフュージョンっぽい感じもします。
でも、テクノ感覚はいっぱいなので、やはり名盤でしょうね。

> 松武秀樹さんのアルバムは一枚も持ってないので後悔してますが、これからCDで買っていこうかいと思わせる曲です。たしかにBGMにしてもTechnodelicにしても今でも聴けますもんね。テクノ~テクノポップという流行り廃りの激しい業界にも関わらず揺るぎ無い傑作群ですよね。書かれてるように彼は機材等技術的貢献は富田勲氏ともども師弟で世界的にももっと認められてもよいかもしれませんね~
…松武さんの初期の作品は最近紙ジャケで再発されたはず。
LP時代は「東方快車」が好きでしたが、最近ではこっちも割と気にいっています。
仰るとおり、全く古さを感じませんよね。
常に最先端の機材開発に貢献しただけに、もっと評価されるべき人ではあります。
ただ、彼の作る音楽、最近ちょっと理屈っぽいのが難点ですね(笑)。

2009/03/06 03:13  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

- -

これは1stからの曲ですか。ハイパーテンション・ロードですね(笑)
松武秀樹さんのアルバムは一枚も持ってないので後悔してますが、これからCDで買っていこうかいと思わせる曲です。たしかにBGMにしてもTechnodelicにしても今でも聴けますもんね。テクノ~テクノポップという流行り廃りの激しい業界にも関わらず揺るぎ無い傑作群ですよね。書かれてるように彼は機材等技術的貢献は富田勲氏ともども師弟で世界的にももっと認められてもよいかもしれませんね~
2009/03/06 01:44  | URL | gogleman #-[ 編集] |  ▲ top


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