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不条理音盤委員会 612 Agitation Free 「Malesch」
- 2009/02/25(Wed) -
melash.jpg

後にAsha Raで活躍するLutz Ulbrich(Guitars、Zither、Hammond)やソロで活動するMichael Hoenig(Syn)を擁したクラウト・ロックの雄Agitation Freeが1972年に発表した1stアルバムです。フリーキーなインプロとインター・プレイが連続する中にオリエンタルなものへの憧憬のようなフレーズが織り込まれていくその音像は、まるで多重世界を覗き見してしまったかのようなトリップ・ミュージックです。実験的な音の位相のズレやビートを伴わない攻撃的なフレーズを挿入することによって聴き手をはぐらかしているようにも聴こえてくるのですが、そういった要素も含めて緻密に計算された意図的でかつ意欲的な彼等の姿勢がうかがえるようにも思えます。
スペイシーさを帯びたシンセに主体に、ノイジーに中近東風の旋律を奏でるギターとバタバタしたパーカッションが交錯していく「You Play For Us Today」、SE的に使用された現地録音から瞑想的なパート~ギターによるフリーな即興と徐々に覚醒を促していくような「Sahara City」、ゲストのPeter Michael Hammelのハモンドがファンク風のリズムに煽られる中から、突如としてアフロ的なパーカッションが乱打されていく「Ala Tul 」、変則的なリズムを底辺にしてミニマル的に各楽器が奏でるフレーズが幾重にも重ねっていく「Pulse」、コーランを連想するようなシンセと乾いた音色のギターの組み合わせが心地よい「Khan El Khalili」、祈りから安寧そして躍動、といった人間の心の動きを音楽で表現したような「Malesch」、ハード・エッジのギターが鳴り響く「Rucksturz」まで、やっていることは割とストレートなのかもしれませんが、敢て聴く者の不安を増幅させるような不定形のリズムや打ち鳴らされるパーカッション、そういったものとは対比的に配置されたギターやシンセの音というように静と動をはっきりさせながら、ある時は平穏を、ある時は混乱を呼びかけてきているような気がします。極彩色のサイケデリックというのは数多くありますが、くぐもった印象もあるパステル・カラー的なものの一枚としては珍しいのではないかと個人的には感じます。。。。



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