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不条理音盤委員会 608 Anna Ternheim 「Somebody Outside」
- 2009/02/15(Sun) -
個人的に福引があるとついついやってしまうというよからぬ傾向があるのですが、その一方で、5千円で1回という・・・あのガラガラを回すための必要十分条件を叶えるためにどんだけ買わせるのかと思ったりもするわけで、これが地元であればとりあえず注文していた本を受け取ればそのくらいにはなるわけなのですが、出先で福引があったりするともうこれは緊急事態になったりして、そんな場合に訪れていた町の書店やCD店では欲しいものがないケースが多く、それでも福引を引きたいという衝動には勝てず、靴下やTシャツなども買ったりして補助券を何とか集めて引いたものの、結局はポケット・ティッシュ一袋という結果に終わることが多い片桐と言います。
somebody.jpg

と、いうわけでスウェーデン出身の女性SSW、Anna Ternheimさんの2004年のデビュー・アルバムです。全体がどことなく物悲しいトーンで統一されてはいますが、シンプルなメロディー・ラインと芯の通ったヴォーカル、それにギターやピアノの透き通るような響きのどれもが美しく、また非常にデリケートで繊細なものを感じます。それでいて研ぎ澄まされているというわけではなく、柔らかに聴こえてくるのがまた不思議なのですが、その原因の一つに英語で歌っているにもかかわらず、Annaさんの母国語ではないために独特なイントネーションからもたらされる翳りのような思慮深げな歌い方にあるのではないかとも思ったりします。
ボサノヴァ~ジャズ風のアレンジが光る「To Be Gone」、紡がれるように奏でられるギターの音色もまた心地よい「Better Be」、あえて声をくぐもらせて歌ったような弾き語り風の「I'll Follow You Tonight」、背後ではルンバっぽいリズムをカスタネット(?)が刻みながらも、メロディーは古いキャバレー・ソングを連想してしまう「Bring Down Like I」、挿入される奇妙なギターの音が耳に残る「I Say No」、タイトル通りフランスの某曲をついつい連想してしまう「French Love」、ちょっとアンビエントな音使いの中で、ややフリーに近いメロを歌う「A Voice To Calm You Down」、やはりボサノヴァのリズムながら力強さを感じさせるヴォーカルが聴かれる「Somebody's Outside」、切なげな心情を躍動的なサウンド(終盤はシュゲイーズしています)で表現した「My Secret」、ピアノとオルガン(?)の響きが静謐な雰囲気を演出する「Shoreline」まで、工場に機材を持ち込んで録音したというエピソードもあってか独特の反響を伴ったような奥深さのある音響空間の中を漂うが如くにAnnaさんの歌声が響いてくるという、非常に立体的なサウンド・スケープをもったアルバムに仕上がっています。ちょっとアレンジメントが似通っていて、その点が単調に思える気がしないでもないのですが、それを割り引いても素敵な北欧からの私信といった印象は十分感じられると思います。

「To Be Gone」のPVを。。。



試聴音源はこちらから
http://www.amazon.de/Somebody-Outside-Anna-Ternheim/dp/B000BM3Y8M


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