
ノイズ/インダストリアル系のグループではE..Neubautenと並んで日本では人気が高い23 Skidooなのですが、ENはともかくとしてどうして23 Skidooがこれほどまでに高く評価されて、またまたAmazonでは信じられないような価格で彼らの作品が取引されているのかちょっと理解できない片桐と言います。と、言いつつも彼らの叩き出すプリミティヴなビートと奇妙な色彩に縁取られた怪しげな音は結構好きなので、オリジナル盤は大抵持っていたりするのですが。。。。滝汗。
と、いうわけで23 SkidooのメンバーでもあるFlitz CatlinとDaniel LandinにSi Joyce、Keir Wahidといった面子が集合したLast Few Daysが1986年に発表した唯一のアルバム「Pure Spirit and Saliva」です。この方たち、スロベニアの音楽集団Laibachと共にヨーロッパ・ツアーを行い、彼らとの連名のカセット作品も発表しているようなのですが、そういう経緯もあって彼らの作り出す音は出身母体の23 Skidooをよりシンプルにしたような土着系ファンクネスの要素と毎度お馴染みの神秘主義的色彩に加えて、Laibach独特の強烈な音響空間処理を伴ったバロック的な破壊音を伴うといったもので、ある種の宗教的な雰囲気が漂う中で脅迫的に歪められたヴォイスが絡むという方向性はCurrent 93やNWWに通じるものがあるような気がします。ちなみにこのアルバムは83〜84年にかけてのツアーのライブ音源100時間余りを編集したものとインナーに記されていますが、流れてくる音はライブというよりはまるで儀式のようなおどろおどろしいものですので、そういう方面苦手な方にはお薦めできません。