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不条理音盤委員会 594 ハイドン 「交響曲第101番 時計」
- 2008/11/06(Thu) -
最近ソフトバンクのiPhoneのCMで流れているのがこのシンフォニーの第2楽章です。
交響曲の父とも呼ばれるオーストリアの作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドンにはアダム・フィッシャー指揮によるオーストラリア・ハンガリー管弦楽団の33枚組という怒涛の交響曲全集が14,875円という鬼のような安価で聴けるという素晴らしさがあるのですが、この「時計」にしても「驚愕」にしても有名な箇所だけは知っていても、全曲をちゃんと聴く機会はあまりないような気もします。どの交響曲も派手さというのものはあまり感じられず、優雅なデヴェルティメントやメヌエットの延長といった感があって、それこそモーツァルトのような華麗さやベートーヴェンの荘厳さとは違った落ち着いた曲想が目立つのはちょうどバロックから古典派にかけての移行期という時代もあるのでしょうが、どことなく優美なリリシズムに満ちているような印象もあります。そもそも「時計」というネーミングも決してハイドンが付けたわけではなく、この第2楽章のゆったりとした伴奏リズムが振り子時計の規則正しさを連想するといった19世紀になってからの発想だそうで。。。。

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アーノンクール指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏によるこの一枚は「第94番 驚愕」とのカップリングなので結構得した気分になれます(笑)。ま、演奏そのものは毎度のアーノンクール節というか賛否両論のはっきりとした手堅くも仰々しいオーケストレーションなのですが、その斬新な解釈はある意味でハイドンの交響曲のブラームス的翻訳とも言うべきもので、それはそれで面白く聴けます。

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ブリュッヘン師匠と18世紀オーケストラの演奏は古楽器を使っているということもあって、かなり室内楽的な響きを重視した面が相変わらずといった感じなのですが、その面においてはクイケン指揮のラ・プティット・バンドの方が勝るといった意見が大半を占めそうなのも理解るのですが、澄んだ音色とシンプルな音の鳴らし方なんぞはいかにも師匠らしい円熟味が感じられ、これまた某方面では必ず名が挙げられるホグウッド指揮のものと並んでバロック好きにはたまらない一枚となっていると思います。こちらは「第103番 太鼓連打」とのカップリング。

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で、名盤といえばカラヤン指揮のベルリン・フィルの演奏ということになるらしいのですが(笑)、流れるようなストリングといい、緻密で洗練されたアンサンブルといい、まさに交響曲の手本とも言うべききっちりとした演奏なのですが、帝王にしては妙にこじんまりとまとめたような感もありますが、多分聴きやすさとしてはピカイチかもしれませんね。
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