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不条理音盤委員会 592 土屋昌巳 「RICE MUSIC」
- 2008/10/16(Thu) -
ミネラル・ウォーターが発売されて間もない頃、お金を払って水を買う概念はなかったと思う。何故なら奥州の水道水は美味しかったからで、なおかつそれが当り前のことだと思っていたのだが、関東に住んでみてそれが思い違いであることを強烈に知らされた。普通に蛇口をひねって出てくる水はカルキ臭いし、それでご飯を炊くものならとても食べられたものではなかった。風呂にはうっすらと泥のようなものが沈殿し、折角手に入れたオレンジ・ペコの逸品はまるでティーバッグのそれにまでレベルが落ち、しばしの間嘆いたものである。
再度奥州住まいをするようになって水のありがたさをしみじみと感じたりする。

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と、いうわけで一風堂の土屋昌巳氏が1982年にリリースした1stソロ・アルバム。
坂本龍一、松武秀樹、仙波清彦、中西俊夫、Steve Jansen、Mick Karn、Bill Nelson、Percy Jonesといった超豪華なメンバーと共に作り上げたアジアン・テイストが程良い味つけのテクノ・ポップ風の一枚となっているのだが、この背景には土屋氏が井上靖原作の「天平の甍」の懸賞論文入選の副賞として実施された中国旅行に参加した際に、強く日本や中国、アジアの文化を意識することになったということが契機となっているらしい。また、ライナー・ノートに引用された彼の言葉には、このアルバムは彼の内的欲求から衝動的に制作されたらしいが、それは、ちょうどこの前後に一風堂の「すみれSeptember Love」が流行したり、JAPANのワールド・ツアーに同行したりと土屋氏自身のテンションが高まっていたことと無関係ではないだろう。
雄大さすら感じさせるシンセの背後を土屋氏のギターとBill Nelson氏のE-BOWが宙を舞う「Rice Music」、ファンクっぽいリズムと”象の鳴き声“ギターが印象的な「SE! SE !SE!」、沖縄民謡風のテクノ・ポップ・ナンバー「HAINA – HAILA」、まさに中国旅行での見聞記のような歌詞の「Tao Tao」、冒頭の曲をダブ・ミックスした幽玄な雰囲気の「Neo Rice Music」、ギター以外の楽器を全て坂本龍一氏が演奏(作・編曲も)した「KAFKA」、Percy Jones氏独特のベース・ラインも心地よく、このアルバムの中ではもっとも一風堂っぽい「Rice Dog Jam」、まるでJapanの翻案のような「Secert Party」、アブストラクトな印象のインスト・ナンバー「Silent Object」、Mick Karn氏がサックスを吹き、ロマンティックなヴォーカルとドリーミーなメロがいかにもNWという「Night In The Park」まで、ジャケットのスタイリッシュさをそのまま音にしたような、極めてクールな音なのであるが、全体的に漂うインテリジェンスが極楽気分を邪魔しているようにも思える。もう少し素直に表現できた可能性もあったのかもしれないが、これが限界だったのかもしれない。
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コメント
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>ころんさん
>昔はこのおっさんのこと、研ナオコだと思ってました
…それは言ってはいけないお約束です(爆)。

歌番組で一風堂と研ナオコが同席した時に司会者も間違っていました(笑)。
2008/10/18 10:31  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

- -

昔はこのおっさんのこと、研ナオコだと思ってました。
2008/10/17 12:24  | URL | ころん #-[ 編集] |  ▲ top


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