2017 07 ≪  08月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 09
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
不条理音盤委員会 442 Mandala Band 「The Eye Of Wender」
- 2006/11/10(Fri) -
51BGAB0799L.jpg


中身がないことで定評がある「不条理音盤委員会」の片桐と言います。
ますますもって帆立貝という有様もいとおかしき世の中で、英国ロック界のプロデューサーとして知られるDavid Rohl氏が自分の音楽を表現を目的として大勢の人を集めたプロジェクトであるMandala Bandの2ndなのでございますが、最初に集めた面子が揃いも揃って今回の召集には応じずに、その代わりに呼び集められたのがMoody BluesのJustin HeywardやMaddy Prior、10ccやBarclay James Harvestのメンバーといった基本的には夢見心地系の演奏を得意とする方々というわけで、そういった人々が参加したためかどうかは全くもってわからないのですが、David Rohl氏はオリジナルのファンタジーを作成し、そのサウンドトラックのような形でこの作品が完成したという長い長い前置きは皆様ご存知のとおりであります。と、何はともあれ、のだめカンタービレ、稗田阿礼にトマト・ピューレの食い倒れといった具合にとても混成軍団とは思えないような何気に一体感のあるアンサンブルが情緒的でかつファンタジックな描写的演奏を繰り広げていくわけで、その繊細な感覚と美しさの背景に英国の香りが漂うという極上の逸品、美人は別嬪、血中に含まれるのはヘモグロビンといったアルバムなのでありんす。木管楽器によるイントロからUlien Pipeと優雅なオーケストレション+BJHがフル参加してブルージーなギターを聴かせる後半部まで多彩な色合いのオープニング・ナンバーの「The Eye Of Wender」から始まって、Eric Stewartのヴォーカルをフューチャーしたドラマティックながらもメロウな雰囲気漂う 「Florian's Song」、流麗なサックスを筆頭にジャズ・フュージョンタッチのシンフォニック・アレンジが印象的な「Ride To The City」、ヴォコーダー、ギターやシンセ、パーッカションなどによるおどけた曲調の小品「Almar's Towe」、Maddy Priorの美しい声が印象的な荘厳で重厚な印象のある「Like The Wind」、シンセとオーケストレションで嵐を表現したインストの小品「The Tempest」、Justin Heywardのフレンドリーな歌声が耳に残るドラマティックでシンフォニックな曲の間にパイプによるトラッド風のフレーズが織り込まれた「Dawn Of A New Day」、ジグ風の跳ねるようなリズムから、コラール風のコーラスとミニマル・タッチのピアノが交錯していく「Departure From Carthilias」、クラヴィネットが全面的に使われているためか、部厚い音の中にファンキーな感覚もするGraham Gouldmanのヴォーカル・ナンバー「Elsethea」、幾重にも重ねられたオーケストレーションの中からKevin Godleyの歌声が虚ろげに響き、John Leesの繊細なギターが泣きを誘う「Witch Of Waldow Wood」、豪華なオケを従えたまさにオーケストラル・ポップの元祖とも呼べそうなSad CaféのPaul Youngを擁した「「Silesandre」、憂いを帯びたピアノ・ソロに淡いコラールがかぶった「Aenold's Lament」、前曲を引き継ぎながらギターとサックスがパッショネイトな演奏を展開する「Funeral Of King」、 大団円をイメージするような派手なコーラスが最後に平安を予知するかのごとくシンセ音に包み込まれていくような「Coronation Of Damien」まで、どこか没落していく大英帝国の光と影を象徴したかのようなくっきりとしたコントラストに彩られている作品だという気もします。

試聴音源はこちらから
http://www.amazon.de/Eye-Wendor-Mandalaband/dp/B0001ACKNO

スポンサーサイト
この記事のURL | Progressive Rock | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<虚言妄言推進遊撃隊 33 療養中です(謝X100) | メイン | 不条理音盤委員会 441 Paavoharju 「Yhä hämärää」>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://mao4735.blog85.fc2.com/tb.php/400-8f5bedfb
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。