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A.C.クラーク氏逝去。。。
- 2008/03/21(Fri) -
イギリスのSF作家Arthur Charles Clarke氏が亡くなった。
享年90歳とのこと。
アーサー.C.クラーク氏といえば、ハインライン、アシモフと並ぶビッグ3と称されるSF作家で、一般的には「2001年宇宙の旅」で名前が知られていると思う。

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もっとも、この作品よりもスタンリー・キューブリックの映画の方が知名度が高いのは彼にとっては一種の不幸なのかもしれない。初めてこれを読んで以来、最後の「スター・チャイルド」の意味がわからずに(映画でも同様)、長年思索を繰り返していたのだが、氏の思考の背景に仏教が存在しているということで、「宇宙的な意味をもつ輪廻」と納得したつもりでいた。もっとも、それは後年になっての「2010年」「2061年」、そして「3001年」で謎が解かれるのと同時に見事なまでに矮小化されてしまって、自分としては失望させられたものである。

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氏の作品の中ではやはり「幼年期の終わり」が好きである。そこに描かれた新旧人類の断絶や地球が滅ぶ姿は、あまりにも美しくそして恐怖を伴っている。そしてそのリアルさに心を打たれるのである。

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「宇宙のランデブー」もまた氏の想像力と科学的な知識を駆使したハードSF的な作品である。巨大なスペース・コロニーを舞台に知的地球外生命体の世界を提示しているわけなのだが、発表された1973という年を考えると氏の先見性に驚かざるを得ない。

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「遥かなる地球の歌」はある惑星を舞台に、遠い未来の人類の姿をロマンティックな文章で綴っている。哲学的な意味も込められた壮大なファンタジーといってもよいのかもしれない。この作品のオマージュとしてMike Oldfieldが同名のアルバムを出したのは有名な事実である。

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一時期SFばかり読んでいた時期があり、喜ばしいことに氏の作品はほぼ邦訳されているので大抵の作品は読んでいる。また氏の短編集に収録された作品の中には後に長編の原型となるものも含まれていて、そういうものを探す楽しみというものもあったのだ。

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近年の作品では共作という形態が多く、氏の純粋なオリジナルというよりは、氏のアイデアをベースに共作者がどんどんイメージを膨らましていったかと思われ、その分従来の作品よりは人間ドラマに主眼がおかれているようなきらいもあるのだが、何にしても氏の新しい作品を読むことができないというのには一抹の寂しさを覚えてしまうのである。

合掌。
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