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不条理音盤委員会 545 Paul Quinn & the Independent Group 「Will I Ever Be Inside Of You」
- 2007/10/04(Thu) -
The Mighty Wah!のPete Wylieという人は膨大なディスコグラフィーがあるのですが、なかなかセールスに結びつかずに、彼のHPには「PART-TIME ROCK STAR,FULL TIME LEGEND」などと自嘲的な言葉が書き連ねてあったりするのですが、そのリバプール感覚あふれるサウンドは決して悪友のJulian CopeやIan McCllouchと比べても遜色はないと思うのですが。。。。(昔はこの3人の中で一番イケメンだったんすよ)。
ma7mid.jpg

というわけで、ネオ・アコースティック、いわゆる「ネオアコ」といったジャンルから飛び出してきたOrange Juiceは爽やかなギター・ポップの中にモータウンやソウルといった隠し味がこめられたグループで当時のおしゃれ人間を自称する人にとっては必須のアイテムだったのですが、その中心人物であるEdwyn Collinsの幼馴染で、彼らのアルバムにもゲスト参加していたのがPaul Quinnです。French Impressionistsでのゲスト・ヴォーカルを経て結成したBourgie BourgieやEdwyn CollinsとのデュオでVUの「Pale Blue Eyes」をカバーしたりと、音盤自体は高く評価されているにもかかわらず地味な印象がある彼なのですが、90年代に入って新たなバンドThe Independent Groupを結成して2枚のアルバムを発表しています。この「Will I Ever Be Inside of You」は2ndアルバムにあたり、ノーザン・ソウルをそのままスコットランドの空気で翻訳したようなハート・ウォームな緩やかなメロディーに包まれて、まさに老成したかのような声に癒されるような作品になっています。
ヒーリング系のようなケルト風のオーケストレーションや女性ヴォーカル、、ハード・エッジなギター、Paul氏の太い声による味わい深いヴォーカルと1曲の中に様々な要素を詰めこんだ9分もの大作「Will I Ever Be Inside Of You」、スコティッシュ・ポップのエッセンスあふれる「You Have Been Seen」「A Passing Thought」、前衛的なSEも挿入されたソウルフルなPaul氏の声が切なく響き渡る「Lover, That's You All Over」、レトロなカクテル・ジャズ風の小品「Mooreeffoc」、モータウンを意識したような透明感あふれる「Outre」、ゴスペルっぽい感じもある「Misty Blue」、80年代UKギター・ポップを思い出してしまうロマンティックな「Stupid Thing」「At The End Of The Night」まで派手さこそないのですが、ゆったりとしたリズムの中で煌くようなギター・ワーク、さりげないストリングの使用といったように、この手の音を聴いてきた人にとっては心の琴線が揺さぶられてどうしようもない作品に仕上がっていると思います。イメージ的にはPost Cards勢というよりはLloyd Cole And The Commotionsに近い印象もあるのですが、いずれにしろ深夜にテキーラでも片手に一人でゆっくりと聴きたいような一枚であります。

試聴音源はこちらから
http://www.marina.com/ma7.html



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