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不条理音盤委員会 539 Juno Reactor 「Bible Of Dreams」
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- 2007/09/20(Thu) -
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![]() Ben Watkinsといえば、即座にJuno Reactorの名前が浮かぶ人はやはりサイケデリック・トランスやゴア・トランスに造詣が深い人かと思われますが、個人的にはEx - Killing JokeのYouthとのプロジェクトThe Empty Quarterやその発展型であるThe Flowerpot Menといったノイズ=エスニック・ディスコの頃を懐かしんでしまう片桐と言います。 そんな彼が1997年に発表したこの「Bible Of Dreams」もまた従来の彼の音楽的な手法に基づいたエレクトロニクスとエスニックの融合を図ったもので、自然的なものと人工的な要素を強制的に結合させたところから生み出される幻想的な音はまさにサイケデリックな音響世界としか言い様がありません。また南アフリカのトライバル・バンドAmampondのメンバーを迎えて制作されたということもあって、打ち込みのリズムと生のパーッカションがスリリングに交錯する緊張感あふれる一瞬を堪能できる楽しみもあります。 サイケデリックというよりはアンビエントに近い印象のある音響定位に突如として金物系パーカッションが斬り込んでくる「Jardin De Cecile」、オリエンタル風の女性の声に導かれてアフリカン・リズムがソロ状態で延々とヴァラエティに富むリズムを刻んでいく「Conga Fury」、中近東風の音をメインに強迫的なリズムが脳神経を刺激するような「God Is God」、うねるように怪しい感覚を伴ったベース・ラインの上を電子音と鳴り物が飛び交う「Homit」、Pink Floydの超有名曲のゴア・トランス的な翻訳でないか(パクリとも言う・・・)と思わせる「Swamp Thing」、日本語の囁き声も挿入され、後半はフリーキーなリズム展開さえになる「Kaguya-Hime」、刻々と変わっていくシーケンス・フレーズが陶酔を誘う「Childeren Of The Night」、深いリヴァーヴとエコーを駆使し、余韻の残るような音色を幾重にも積み上げたアンビエント色の濃い「Shark」まで、とにかく緻密に構築されたトランス的な音作りなのですが、実は案外ロックのテイストが盛り込まれていてそれはそれで結構楽しめたりする一枚でもあります。 試聴音源はこちらから http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1152707/a/Bible+Of+Dreams.htm |
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