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不条理音盤委員会 534 Dissidenten 「The Jungle Book」
- 2007/09/12(Wed) -
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ワールド・ミュージックがブームだった頃に国内でも「Life At The Pyramids」「Out Of This World」といった2枚の作品が紹介されたドイツのDessidentenが1993年に発表したアルバムです。Uve Müllrich、Marlon Klein、Friedo Joschという3人からなるこのユニットは、やはりドイツのエスノ・ジャズ系プログレッシヴ・ロックのEmbryoから派生したという、80年代から活動を続けている息の長いユニットです。Embryoから毎回Roman BunkaやRoland Schaferといった面々がゲスト参加していたり、アルバム毎にアラブやマグレブ方面のアーティストを招いてコラボレーションするといった姿勢はEmbryo同様なのですが、ジャズ的な志向のEmbryoに対して、Dissidentenはエスノ・ポップ/ダンスビートの色彩が強いという差はあります。この「Jungle Book」ではKarnataka Collage Of Percussionやインド系のミュージシャンと共にカラフルなエスノ・ポップを展開しているわけなのですが、そのスパイスのふりかけ具合がいかにもインド風味といったパチモン状態にも似た感触のサウンド・ワークについつい暑さを忘れてしまいそうになるほど快い気分に浸れるのです。
ムンバイ駅の雑踏をそのままSEに使用したイントロに続いて、John Coltraneの曲をヒップ・ホップ風味も鮮やかにカバーした「Love Supreme」、ヒンディーに伝わる古謡をベースとした「Maharaja’s Ox-Cart」、彼らの本領発揮とも言えそうなサイケデリック感覚あふれる「Lost Hindu Tapes」、インド的なメロディーとジャズのエッセンスを結合させた「Jungle Book Part 1」と、その要素を更にダブ的に発展させた「Jungle Book Part 2」、Roman Bunkaの奏でる12弦ギターの音も美しいアンビエントな「Monsoon」、インド各地域の音楽をコンパクトに凝縮させたような「All India Radio」、ファンキーなリズムが刻まれる中でChuck Hendersonのサックスが流れるようなフレーズを吹いていくフュージョン風の「Path Of Rhythm」、伝統的な祝祭・儀式音楽の荘厳な響きの「Puja Celebration」からメドレーで綴られるルンバ・スタイルの「Light Of Love」まで、あのディープな雰囲気こそは味わえませんが、言わばレトルトで味わうインド・カレーといった印象で気軽にインド的な感覚が楽しめるライト・タッチな一枚ではないかと思います。

試聴音源はこちらから
http://www.amazon.com/Jungle-Book-Dissidenten/dp/B0000057QF

おまけは「Life At The Pyramids」所収の名曲「Telephone Arab」。


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コメント
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>ころんさん
・・・X-レッグほどアグレッシヴではないですが、いかにもジャーマンらしいエスノな音を展開しています。
とりあえずこちらから
http://www.spacelook.de/
2007/09/15 12:24  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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>本家のEmbryoの方は聴いたことがありますか?
残念ながら聞いたこと無いんですよね。と言うか、Embryoという名前自体、今回初めて聞きました。どんな感じの音なのか想像がつきませんが、Xレッグド・サリーみたいな感じなんでしょうか?
2007/09/13 12:33  | URL | ころん #-[ 編集] |  ▲ top

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>ころんさん
・・・根がドイツ人だけあって、結構生真面目な音作りなんですが、全然ハイブリッドしていないサウンド・ワークはそれはそれで面白いものです。本家のEmbryoの方は聴いたことがありますか?
2007/09/13 10:33  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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おおっ、ディシデンテンとは懐かしい!以前に大阪は梅田の中古屋で、確か「OUT OF THIS WORLD」を500円位で買ったことがあります。グナワみたいな曲だけを繰り返し聞いてました。それ以外に記憶に残っている連中ではないのですが、まあ面白い連中ではあったかな、と思います。
2007/09/12 16:44  | URL | ころん #-[ 編集] |  ▲ top


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