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不条理音盤委員会 79 X-Mal Deutschland
- 2005/05/03(Tue) -
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X-Mal Deutschlandは80年に結成されたドイツ・ハンブルグ出身の5人組のポジティヴ・パンク~ネオ・サイケ系のバンドです。元々は女性ばかりのバンドのようでしたが、1stアルバム「Fetisch」を発表する頃には、Anja Huwe (vocals), Manuela Rickers (guitar), Fiona Sangster (keyboards), Manuela Zwingman (drums)の4人の女性と男性ベーシストWolfgang Ellerbrockという構成になっていました。この1stの「Fetisch」では既に4ADと契約していたとはいえ、持ち込んだ素材自体はドイツで作られたものであって、彼女たち本来のドイツ的な表現の模索と確立を求めたバンドの苦悩がそのまま音に表されている印象があります。冒頭から最後まで淡々としたサイケデリックなギターを背景にAnjaの祈祷や呪文を連想させるようなヴォーカルと輪廻のように反復リズムを刻むという、実験的精神に富むものでした。このアルバムの発表直後にCocteau Twinsのライブ・サポートをしたことを契機にUKで紹介された彼女たちは、熱狂的な絶賛をもって迎えられ、この「Fetisch」もインディ・チャートの3位を記録しました。まさに当時のUKのゴシック・サイケの過流に巻き込まれた印象なのですが、その他のバンドと比較しても、ヴォーカル以外はあまり小細工のないストレートな音作りが新鮮に耳に響いたのかもしれません。

試聴音源はこちらから
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1390920&BAB=A

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ドイツ時代の名曲「Incubus Succubus」等をリミックスしたシングルを発表した前後にManuela Zwingmanが脱退し、新たに男性ドラマーPeter Bellendirが加わったX-Mal Deutschlandは初めて4ADの指揮下でアルバムを制作することになります。84年に発表された「Tocsin」では、前作でのドイツ的色彩は薄れて、表面上はイギリス的なネオサイケの音に変貌していますが、その結果空間的な広がりを持った音に仕上がっていて、流れてくる音にリアリティを強く感じるようになったと思います。またリズム・パートが男性になったことで、全体に強固なバックを背景にAnjaの無表情なヴォーカルに耽美性や叙情性も兼ね備えられたという印象があります。4ADのアドバイスのためかヴォーカルやギターに深くかけられたエコーは、Cocteau Twinsを思わせますが、その深いエコーが重々しいドイツ語の響きを柔らかく包み込み、「Reigen」「Begrab Mein Herz」のように前作には見られないポップなアプローチの曲をより効果的な作用に導いてくれています。最後のサウンド・コラージュっぽい曲の存在もアルバム全体を引き締めてくれたのですが、バンド自体はこの直後に崩壊してしまったのが残念です。このアルバム以降4ADを離れ、Anjaを中心に活動を続けていたようでアルバムも出しているようですが、自分は未聴です(謝X20)。
この「Fetisch」「Tocsin」の2枚のアルバムは国内盤で発売されたのですが皆様ご存知でしたか?

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/17923/summary.html

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コメント
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>パイクマンさん
>数曲聴く限りでは少し毛色が変わり、どちらかというと私はコクトーよりもスジバン(笑)っぽく聴こえました。
・・・あはは、それを言ったらおしまいでしょう(爆)。この界隈におけるスージー姉さんの影響力は大きいですからね。「Tocsin」ではギター・ワークよりもエコーのかけ方が結構4ADっぽいですよね。確かにこのギターの弾き方はロバ夫さんが参加した「ハイエナ」っぽいです。片桐的にも1stが好きなんですが、何といってもカフカの小説をモチーフにしている部分なんぞ、不条理者としてはメロメロなんです。
2007/07/30 00:14  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

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今晩は。
トラックバック有り難うございました~(^^)/

なるほど2ndは聴いていなかったんですが、数曲聴く限りでは少し毛色が変わり、どちらかというと私はコクトーよりもスジバン(笑)っぽく聴こえました。
嫌いではないのですがバンド色でいうと1stの方が好きですよ。

2007/07/29 23:08  | URL | パイクマン #-[ 編集] |  ▲ top


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