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不条理音盤委員会 692 Anthony Moore 「Pieces From The Cloudland Ballroom」
- 2011/07/20(Wed) -
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ま、こういう実験音楽というか前衛音楽をいうものをわざわざレビューするというのもあれなんですが(どれ?)、Slap HappyのAnthony Mooreさんが71年にリリースしたミニマル的なアルバムです。彼が何故こういった分野に興味を持ったのかは正確には知りませんが、やはりドイツの前衛的なグループであるFaustのメンバーと知り合ったことがアルバムの制作の動機になっているのかもしれません。Mooreさんはこのアルバムを含めドイツ・ポリドールから3枚リリース(1枚はお蔵入りで後年発掘音源としてリリース)していますが、どのいずれもが単純な構造の音響工作的な作品で、意味性を持たない音や声の塊がひたすら繰り返されるというもので、ギリギリの線で「音楽」というラインにとどまっているというべき極めて商業性を回避したような無機質な特異なものです。
Ulf Kenklies、Glyn Davenport 、Gieske Hof-Helmersという男女3人がピアノの和音を上を延々と言葉遊びのような歌詞を20分続ける「Jam Jem Jim Jom Jum」、トイ・ポップのような不思議な音色のミニマル・アンビエントな「Mu Na H-ulie Nil A Shaolies」、FaustのWerner Diemaierがハイハットで参加した「A.B.C.D.Gol’fish」までUwe Nettelbeckのプロデュースの下でミニマル・ミュージックの限界のような音が展開されていきます。
もちろんテープ・ループではなく、おそらくはスタジオでの一発録音のような可能性が高く、A面全てを使用した「Jam Jem Jim Jom Jum」ではそれこそ声楽パートでの微妙なリズムの揺れや、ピアノ・パートでのモアレを感じることが出来ますし、そういった揺らぎ自体は他の2曲でも同様に見受けられるので、そこからグルーブ感のようなものを聴きとることは可能だと思います。しかし、そういった音楽の揺らぎが不明確な故に、例えばライヒやグラスの曲のように意図的なものなのか偶然の産物なのかはちょっとはっきりしません。
ある意味、本当にシンプルなフレーズの繰り返しなので催眠効果が充分にあることだけは保証出来ますけどね。


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