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不条理音盤委員会 672 Debbie Harry 「Rockbird」
- 2009/10/05(Mon) -
ネギには胡椒と唐辛子のどちらかが合うかで悩んでいる片桐と言います。
季節柄&産地の関係で一束買っても100円というお買い得なので、ついつい買い込んではご飯の友としてネギを炒めるのがちょっとしたマイブームなのではありますが、どうしても気分的にスパイシーな日とホットな日があるので、ネギを岩塩で炒めた後にどちらをふりかけるかで、瞬間的にかつ発作的に悩みます。ダウナー気味の日はブラック・ペッパーになることが多いような気がします。

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と、いうわけで70年代後半から80年代にかけてのロック・ポップ・シーンで一時代を築いたというか、現在に至る女性ヴォーカリストのエロかわ路線の先駆者とも言うべきBlondieのヴォーカリストDebbie Harryさんの1986年のアルバム「Rockbird」です。当時の彼女はバンドではその妖艶なルックスも含めて挑発的なパフォーマンスを演じていたのですが、ソロになるとその路線を維持しながらも微妙にコンテンポラリーを意識した方向にシフトすることが多く、このアルバムでもJ.Giles BandのSeth Justmanのプロデュースの下でスピード感とポップ・センスを十分感じられるバラエティに富んだ内容になっています。
60年代フレンチ・ポップのような「I Want You」、ムーディーなサックスをフューチャーした大らかな歌メロの「French Kissin In The USA」、跳ねるようなシャッフル・ビートの「Buckle Up」、テクノ・ポップ風の「In Love With Love」、蓮っ葉な歌い方(得意技ですね)のベタな歌謡曲「You Got Me In Trouble」、酔っぱらったKate Bushのような「Free To Fall」、このアルバムでは一番Blondieっぽい「Rockbird」、Ultravox的なシンセ主体のダンス・ナンバー「Secret Life」、ナイル・ロジャースとの共作のファンクっぽい「Beyond The Limit」まで、要所をしっかりと締めたシャキシャキ系サウンドを従えて、いつもの如くのハキハキ風ヴォーカルで歌っているという印象があります。様々なタイプの曲が並んでいるのでちょっと散漫な感もありますが、Blondieでのぶっきらぼうさがない分気軽に楽しめる女性ヴォーカル・アルバムになっていると思います。

「In Love With Love」の音(PVではないようです)



試聴音源はこちらから
http://www.amazon.com/Rockbird-Debbie-Harry/dp/B000000OYG

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