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不条理音盤委員会 662 Che-SHIZU 「約束はできない」
- 2009/09/04(Fri) -
最近、サツマイモを煮ることにハマっている片桐と言います。
別に大した理由もないのですが、生協に行くと100円で小さいサイズのイモが5・6個入った袋が目立たないところ(メインの大きいイモが置かれている台の下の方)にあるので、それを買ってきていろんなものと合わせます。
おやつ用にリンゴやグレープフルーツと一緒に煮ると満腹感も味わえます。

cantpromise.jpg

と、いうわけで現在も胡弓奏者として活躍されている向井千恵さんと工藤冬里さん(G、P、Vo)、西村卓也さん(B、Vo)、高橋朝さん(Per)といった4人の面々が集ったChe-SHIZUが1984年に京都のゼロ・レコードから発表した「約束はできない」です。胡弓という楽器からも連想されるように大陸的な響きを奏でながらの向井さんの歌声は力強さと不安定の合間を小刻みに往復していようで、それに連動する工藤さんの痙攣したようなギターや独特のリズムを刻む高橋さん、それにその合間を埋めるように音を入れることで混沌にさらに拍車をかけてしまう西村さんといった具合に、4人の個性がぶつかり合いながら弾けていくといった結果の後に生じた結晶物のような作品になっていると思います。
アイリッシュ・トラッドのカバー曲(だったと思う)で、胡弓やドラムがそれっぽい雰囲気を演出する中で、向井さんが力強く歌う「I'm dancing in my heart ~祭歌」、東欧っぽい胡弓のフレーズに工藤さんのサーフっぽいギターがからむインスト曲「連舞」、悲しくも美しいメロをもつ「君が目」、儚げな「火の海」、単音を刻み続ける西村さんのベースの上を雅楽のような笛や向井さんと工藤さんの声がコラージュされた「月と明り窓」、工藤さんのギターがインド風にも聴こえてくる不思議な感じがたまらない「約束はできない」、ロシア民謡を破綻寸前の極限的なアレンジで演奏した「黒い瞳の」、同じく有名な曲を割とストレートにカバーした「カチューシャ」、ヴェンチャーズみたいな曲調に前半は韓国語での掛け合い、後半は向井さんのオリジナルの歌詞がつけられた「プレパダ」、文字通り徐々に演奏のヴォルテージが上昇していく「輪舞」、ワルツ風の小品「三度目は武装して美しく無関心」まで、うつろな世界の中に漂う自分のようなものを抜き出して抽出したような歌詞と、どこかノスタルジックな香りがする美メロが溶け合った不思議な世界が拡がっていきます。それはあたかもモノクロの写真に自分で色鉛筆で彩色していくような感じであって、決して単純なサイケデリックとかドリーミーといった感触ではない、心の一番深いところから届けられたものが心の一番深い所で滲みるように響くといったものなのかと思います。個人的には名盤なんです。

最近の向井さんと工藤さんのステージの映像ですが。。。



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