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不条理音盤委員会 660 Red Guitars 「Tales Of The Expected」
- 2009/08/16(Sun) -
Red_Guitars_-_Tales_Of_The_Expected_-_Front.jpg

インディ・レーベル毎の音というものがあったような気がする。4ADであれば耽美的、Cherry Redであれば清楚、Rough Tradeであれば簡素といった具合にである。もっともそれは最大公約数的なもので当てはまらないケースも多かったが、ジャケット買いならぬレーベル買いという技も存在していたのだ。Jeremy Kid(Vo)とLou Howard(B)が中核となっていたThe Red Guitarsは自分たちのレーベルから作品を発表していたが配給はRough Tradeだった。そういうこともあって彼等の音はシンプルで乾いたギターが特徴的で、常にインディ・チャートでは1位を記録していた。Jeremyが脱退してRobert Holmesが加入した前後にVirginに移籍してこの2ndアルバムを発表したのだが、やはり基本的な姿勢は変わっていない。ちょっとアフロっぽいギターも響いているが内省的に孤独な心情のようなものを切なげに歌っている。どこか寂しく、悲しくなってくるような音楽なのだ。
中間ではノイジーなギター・ソロも聴かれる「Sweetwater Ranch」、キラキラしたギターの音が眩しく感じられる「National Avenue (Sunday Afternoon)」、ボサノヴァ・タッチの切ないラブ・ソング「Be With Me」、やはり切々とした歌声の「Suspicion & Fear」、多少エスノ風に展開していく「Love & Understanding」、R&B風の「Storyville」、サイケデリックな面を打ち出した「House Of Love」、彼等お得意のアフロ・ポップスの模倣である「Trains On Time」、2本のギターが美しく絡み合う「Marianne」、社会的な歌詞を重苦しい曲に乗せて歌った「Baby's Got A Gun」までひたすら地味で抑制されたような曲が続く。たとえポップに展開する部分があろうとも、それは彼等の本質ではなく世間に対して振舞う空元気のようなものなのである。彼等は孤独を楽しんでいるわけではないのだろう。ただ、孤独に陥ってしまった自己を冷静に見つめて、今ある自分の姿を歌詞や曲に反映しているだけなのかもしれない。等身大の自分を飾りげなしに表現している。だから、Robert Holmesの歌声は限りなくモノクロームに近いのである。

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