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不条理音盤委員会 656 Tanya St.Val 「Ansanm’」
- 2009/08/09(Sun) -
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今、思えばZoukって何だったんだろうね?
突如としてカリブの旋風みたいにKassav’が80年代後半に日本に紹介されてさ、フレンチ・カリビアン~~とか猫も杓子も言いだすようになった頃が非常に懐かしいんだよね??サルサもメレンゲもルンバもそしてレゲエまでもみんなごちゃ混ぜにしたラテン・ベース+アフロ・ポップ的な感覚の華やかなグルーヴをベースにしてさ、その上にこれでもか!といった具合にDX-7で塗りつぶしたその音は確かにカラフルで楽しかったよね??まるで砂糖菓子みたいだった。でも、そんな方法論がカリブ海を中心に広まっていくと、何かどれもが同じ音に聴こえてきて結局はすぐに飽きられてしまったんだよね。気楽に楽しめることだけは間違いなかったけどね?Zoukそのものは決して廃れたわけでもなくてさ、未だにマルチニクとかでは人気があるスタイルだけど、やっぱりR&Bとかハウスとかトランスっぽくなってしまっているのは仕方がないことなんだ。
Tanya St.Valさんもそういった一人なんだけど、2002年に出した「Ansanm’」はもうZoukとかいったスタイルを超越して汎カリブ音楽というかアフロ=カリビアン的な音が目立っているんだ。ジャケットもちょっとモータウンぽいし、不思議な感じがするよ。アフリカン風のチャントから一気にZoukに突入する「Nyango ohé」は懐かしい気がするし、ドミニク・ココの小鳥のような歌声がフューチャーされた「Sa mwen ka mandéw」とかSlaiとデュエットしている「Only pou mwen」はあの頃とは一風異なった涼風のような印象も覚えてしまう。R&B風の「Tant qu’on aime」やシンセをハモンド風に鳴らしたソウルっぽい「Adonai」とかになるとやっぱり違和感を覚えてしまう。やっぱりZoukには「Anmwé」みたいなアフロっぽい音や「Caribbean feelin」みたいなカリプソのリズムを使った曲が似合うよね?後半の「Solitude」とか「Ansanm」とかになると、もうアフロ・カリビアンの亜流といったイメージでそういったところにZoukの現状が如実に反映されているように思えてきてちょっと悲しくなってもくるよ。やはり「Universelle」みたいなエレクトロなスタイルに進んでいくのだろうか?このアルバムってヴォーカル・アルバムとしてはいい出来だとは思うんだけど、そういった意味でTanyaさんの迷いみたいなものも反映されているんじゃないかと思うよ。ローカルなスタイルであり続けるか、それともワールドワイドな展開を繰り広げるかってことだろうね。Kassav’とかで踊りまくった身にとってはさ、あのムンムンとした熱気のようなものがないとZoukという気がしないんだ。
じゃあね、今度はMalavoiでも聴こうか??

試聴音源はこちらから
http://www.amazon.fr/AnsAnm-Tanya-St-Val/dp/B00007B5UR
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