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不条理音盤委員会 653 嶺川貴子 「Roomic Cube」
- 2009/08/03(Mon) -
先日某所で行われた「鉄道模型を走らせよう」というイヴェントを覗きに行ったのですが、夏休み期間ということもあってお子様連れの家族客が多かったのは言うまでもありませんが、その一方で妙に眼光が鋭い方々が異常に目につきました。そうです。いわゆる鉄道模型マニアといった方面の人たちかと思いますが、走っている模型を見るまなざしはまさに真剣そのもの。。。。お子たちがビビっておりました(笑)。

Roomic_Cube_cover.jpg

と、いうわけで世間ではプリンセス・オブ・モンドとも呼ばれている嶺川貴子さんの96年リリースのファースト・フル・アルバム(その前にミニ・アルバムをリリース)です。バッファロー・ドーターのシュガー吉永さんややムーグ山本氏をゲスト&プロデューサーに迎えたその音はガールズ・ポップ+クラフトワーク的なキュートなメロディーが主体なのですが、そこにガラス細工のような繊細さと大胆なエレクトロニクスの使用によって、浮遊感に満ちあふれた自然体の流れるような冷やかさと独特のハート・ウォームな人工的な音とがミックスされた架空のラウンジ・パラダイス的な雰囲気を醸し出している作品に仕上がっています。
ウィスパー・ヴォイスとノイジーな音が交錯する摩訶不思議な子守唄(?)「Sleep Song」、リコーダーとポータブル・キーボードをフューチャーした「Fantastic Cat」、切れのいいギターと呟くようなベース、嶺川さんの声が寄り添ってファンタジックに響く「Never/More」、中間のコズミックなダブ風の音処理も心地よい「Klaxon!」、ルンバをチープなテクノで演じた「Wooooog」、とてもノスタルジックでメルヘン感覚あふれる「Dessert Song」、タイトルとおり破壊をイメージしたようなインダストリアル・ポップ・ナンバー「Destron」、27秒間のインタールード「Pop Up Squirrels」、シュガー吉永さんの得意のファンク風のカッティング・ギターに導かれるR&Bっぽい「666666」、大野由美子さんの操るテルミンが不思議な音響空間を演出する「Rainy Song」、ムーグ山本氏の操るターンテーブルから流れる音をコラージュした「T.T.T.」、フレンチ・NWを思い切り歪曲したような「Black....White」、最後を飾る(?)49秒の実験的な小品「More Pop Up Squirrels」まで、どこをとってもモンドとしか言いようがない万華鏡的な世界が広がっていて、嶺川さんの猫系ヴォイスと相俟ってハマる人はもう泥沼のようにハマって身動きが取れなくなってしまいそうな一枚になっていると思います。バッファロードーター色が濃いのかもしれませんが、それが欠点とならず嶺川さんの少々他人とはずれたような発想力と共にジャケット通りのパステル・カラーに滲んだような音が浮かんでは消え、浮かんでは消えていくといった印象があります。

試聴音源はこちらから。
http://www.amazon.co.jp/Roomic-Cube~-tiny-room-exhibition/dp/B000007275


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