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不条理音盤委員会 651 Cathedral 「Stained Glass Stories」
- 2009/07/29(Wed) -
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誰でも似たような感覚を抱いている筈と推測するが、いろいろなアーティストの作品を聴いていると、それが誰かの影響下にあったり、誰かのフォロワーだったりすることに気づいて、思わず笑ったり驚いたりしてしまう。アメリカのシンフォニック系バンドCathedralの1978年のこの1stアルバムもそんな先駆者の影が見え隠れする。無論それは非難されることではなく、そういったスタイルを模倣していくことからバンドは始まったのだろうし、形式を咀嚼しながら自分たちの方向性を目指して作り上げていくのであるから。。。それをオリジナリティーの欠如というタームで一括りにするのは容易である。しかしコピーとかイミテーションというスタイルを創出したということは誰も評価しない。それを「個」と認めず切り捨ててしまうことがすなわち人間の傲慢さなのである。
重苦しいリフから突如として現れるギターのヴァイオリン奏法が先導してのYes風のヴォーカル・パートと変拍子も交えた陰鬱なメロが交互に現れる 「Introspect」は曲調が激しく変化することもあって、暗い情念の炎のようなものを感じさせる。続くインスト・ナンバー 「Gong」では際立ったテーマを持たないメロが連続するテクニカルな志向をうかがわせ、そこに妙にリリカルなパートを組み込むことでまるで錯乱を表現しているかのようである。狂気と正気の間を往来するようなメロトロンの音が不安感を煽る。叙情的な展開の中にエッジを利かせたギターと硬い響きのベースが組み込まれた「The Crossing」は時折クラシカルな方向に走りながらも流れるように展開されていく曲。アカペラでのヴォーカル・ソロからメロトロンを前面に打ち出したパストラルな 「Days & Changes」、重厚なイメージのイントロを継承して静謐なパートを重ねつつ、小気味よく走るリズム隊とと共にギターが泣きながらエンディングを迎える 「The Search」まで、攻撃的ともいえそうなフレーズを繰り返しているのにもかかわらず、その矛先が内部に向けられているような独特の不気味さというかミステリアスさを兼ね備えたような作品である。無論、その印象はこもったような録音のせいもあるのだろうが、聴いていて、そのあまりにもの内省的な感触に孤独感すら覚えてしまうのである。

試聴音源はこちらから
http://cdbaby.com/cd/cathedral2




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コメント
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>Tommyちゃん
…そっちのバンドの方はあちきは知らないww
ま、こっちのCathdralは本文でも書いたけど、Yesが好きな人はハマると思うよww。
2009/08/18 01:24  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

- -

リー・ドリアンでない、Cathedralという
バンドがいるのは、知ってたけど
初めて聴いた!!なかなか好きかもであります。
2009/08/17 19:17  | URL | Tommy #FhYyxA6I[ 編集] |  ▲ top


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