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不条理音盤委員会 649 The Spacious Mind 「Garden Of A Well Fed Head」
- 2009/07/23(Thu) -
spacious_mind_-f_(Small).jpg

世の中にサイケデリックなユニットは多いのですが、このスウェーデンのTheSPACIOUS MINDはクラウト・ロック、特にAmon DuulⅡ直系の鋭角的かつ視覚的な音を出すことで知られています(って、日本では殆ど無名ですが・・・)。
かなりの枚数をリリースしていていますが、1996年のこの5枚目のアルバムでも、Ramblin' Jesse Rose(Organ、Syn、Vo)、Hank the Prank(G、Kantele、Trombone、Per、Syn、Vo)、Thomas Burn Iron(E-Bow、Melodica、Didgeridoo、Tin whistle)、Magic Mops(B、G)、Dave Hell(Dr、Per)といった5人が繰り出す音はまさに70年代そのものといった感覚の催眠的なもので、海外のレビューを参照するとそれこそPink Floydや初期Hawkwind、それにGreatful Deadといった名前が挙げられているように、とにかくミニマルなフレーズを紡ぎ合わせて一つの大きなうねりを作りだすといった構成で、その中にあえて破壊的な音やエスニックに満ちた夢見るようなフレーズを絡ませて、聴く者をはぐらかすような姿勢がまさにサイケデリックとしか言いようがなく思わずハマってしまいます。
単調なビートとアシッドなシンセにのせてナレーション風のヴォイスが延々語り続ける(一番最後にメロディカが終末感漂う短いフレーズを奏ですますが・・・・)「In The Land Of Roses And Snow」、ノイジーな音の中からオリエンタル志向の強い笛系のメロが浮かびあっがてくる「The Cave Song - Garden Of The Dwarfs」、スペイシーかつフリーキーなシンセ音に支えられて、時にはブルージーな色合いを見せながら静寂と咆哮を繰り返すギターが乱舞する「Upon Which Areas May The Circles Be Drawn?」、ノスタルジックなフレーズをエフェクトを使用させながら巧みにギターに歌わせる「Euphoria Euphoria」、インダストリアル系なコラージュ風の「Sweetness To The Lord」まで過去のサイケデリック・ロックの遺産を集大成させたような極めて特異な音を披露しています。言うなれば過去からの使者か亡霊とでもいうべきこれらの音は現代とは全く接点がないように感じられ、聴けば聴くほど不安感や動揺が増幅していくような気になります。彼等はあえて虚ろな視点を提示することによって、それをはっきりと見よ、とでも提言しているのでしょうか?それとも現実を逃避して夢幻の世界へ誘ってくれているのでしょうか?どっちにしろ彼等が奏でる混沌に満ちた音は、100年に一度の大不況という今の世の中にもっとも相応しいものなのかもしれません。

試聴音源が見つからなかったので彼等のMyspaceを。。。
http://www.myspace.com/thespaciousmind

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