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不条理音盤委員会 421 Napoli Is Not Nepal 「Revolv Er」
- 2006/10/02(Mon) -
雨音が僕と君との間の溝に流れ込んでいく。約束を解いてみようと思ってみたけれど、それを解き放つ鍵はとっくに見失っていた。とても単純なたった一言を口に出せずに、君はちょっと不機嫌そうに口をとがらせながらアイスティーのグラスを傾ける。僕は君の澄んだ瞳に本当は誰が映っているのか知りたくて、溶けかけた氷を舌の上で転がし続けている。そんな僕の心情を代弁するかのようにNapoli Is Not Nepalの不安げな音が波紋のようにカフェに拡散していった。。。。な~~~んてね(爆)。

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というわけでケルン在住の電子音楽家Hendryk Bayrhofferのソロ・ユニット「Napoli Is Not Nepal」の1stアルバムです。打ち込みをメインとしたサンプリング音源にギターやドラムといった生楽器の音を程よくブレンドしたラウンジ風の軟弱エレクトロニカはもう脱力加減100%といった感じなのですが、全体にジャズ・フュージョン・タッチで統一されているところが心憎いような印象もあります。かなりお洒落な感じに転がるピアノをムードを蹴散らすようなダンボールの底を叩いたようなドラムの音にちょっとがっかりしてしまう「A Night Outside In The Bunker」、変則的なドラムン・コアともダウンテンポ系とも言えそうな「Electrobastard」、ノイズっぽいリズムにスペイシーな音やヴォコーダーがからむラリったYMO ~ Kraftwerkのような「This World Is Sound」、静謐なシンセ音の背後で物を転がしたようなリズム・トラックやフィード・バック音をかぶせたエクスペリメンタル風の「Annie Opper」、タイトル通りのインチキくさいエキゾチック・ジャズもどきの「Bangkok」、割と正統的なエレクトリック・ジャズ・フュージョンの「Selma」、ボサノヴァ+ダブといったおもむきのあるちょっと前衛的な「L'universe C'est Toi 」、やはりタイトルに象徴されるように実験的な「Living In Soundwaves」、ジャズ・ファンクをパロディー化したような「Mohnboot」、中近東風のメロを奏でる端正なピアノとずれまくるドラムが対照的な「Nicoya」、アンビエントなフュージョン・タッチの曲にわざとノイジーなリズム・トラックをかぶせた「They've Never Had The Popsense」まで、ユニット名といい曲名といいどこか自虐的な感じがするのと同様に、サウンドも聴く者の期待をわざと裏切るかのごとく清冽なシンセの上にノイジーな音を重ねたり、音の位相を大きくずらしたりと確信犯的な手法が繰り広げられているのですが、それらの音の陰にHendryk Bayrhofferの薄ら笑いを思い浮かべてしまうような、ちょっとサイコ・ホラー的な感覚もする一枚だと思います(言い換えれば音響心理学のテスト・パターンに近いかも・・・・)

試聴音源はこちらから
http://www.juno.co.uk/products/105386-02.htm
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