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不条理音盤委員会 413 Novalis 「Sommerabend」
- 2006/08/26(Sat) -
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残暑が厳しいと言いながらも、夜になると虫の声も響き渡り、藤原敏行ではありませんが「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という風情の今日この頃皆様いかがお過ごしですか? こういった頃に相応しい音楽といえば、やはりドイツのシンフォ系グループNovalisが1976年に発表した3rdアルバム「「Sommerabend(過ぎ去りし夏の幻影)」でしょうか?Carlo Kargesが脱退しHartwig Biereichel(Dr)、Detlef Job(G、Vo)、Lutz Rahn(Key)、Heino Schünzel(B、Vo)という4人編成に戻った彼らのこのアルバムはファンタジックでメランコリックに展開するアンサンブルを核に、時にはハードに、時にはメランコリックに流れるようなフレーズが穏やかな浮遊感を伴って繰り広げられていきます。シンセとギターによる序曲風のイントロから、突如としてギターのメロディアスなフレーズとそれに追随するオルガンが天空を突き抜けるが如く響き渡り、コズミックな電子音が寄り添いながら浮遊感を演出していく 「Aufbruch」は、中盤以降では大胆にもハモンド・オルガンが主導権を握り、ギターのハード・ロック風のシンプルなリフの幾度とない繰り返しがストリング・シンセの分厚い音と共に落日を思わせるような寂寥感を内包させ、エンディングに向かって徐々に感情の昂ぶりを増幅させていくかのように、これまでのテーマ・フレーズが交錯していきます。一方で続く 「Wunderschätze」はアコ・ギのアルペジオに導かれるように詩人ノヴァーリスの言葉を引用したヴォーカルが湧き上がるようなメロトロンと共に聴くものの涙を誘い、オルガンとギターのスリリングなアンサンブルの中間部~再度のヴォーカル・パートを経て、まるで夏の情熱的な一夜を回顧するが如き疾走感あふれる鋭い演奏が突如として打ち切られてしまう、まさに「過ぎ去りし夏の幻影」といった趣きの曲(後半部は初期Ozric Tentaclesみたいですが。。。)に仕上がっています。 大作「Sommerabend」は緩やかなストリングとスペイシーなシンセが絡み合う「Wetterleuchten」から始まり、アコ・ギのアルペジオと波音のSE、やはりコズミックなシンセが虚ろげに響く中から寂しげに呟くようなヴォーカルが印象的な「Am Strand」(途中からはムーグ?の木管系の音のせいもあってやや荘厳な雰囲気に変わりますが。。。)、一転してポップなコーラスも用いた軽快なロックンロール風の「Ein neuer Tag」、再び荘重なヴォーカル・パートを経て、オルガンとシンセ、ギターとメロトロンが様々に交錯しながら優雅に眠るように終わりを告げる展開の「Ins Licht」と美しさと純朴さが混じりあった組曲形式で綴られています。まさに淡い色彩のジャケット通りの鍵盤類を主体としたシンフォニックな楽曲がおさめられているのですが、決してテクニカルというわけではなく、一つ一つの音を丁寧に演奏し、また出てくる音に感情を乗り移らせたかのようなパッショネートな部分も感じられると思います。派手な作品ではないのですがイマジネーションあふれるいかにもドイツ的な作品だと位置づけて良いのではないかと。。。。。
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