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不条理音盤委員会 397 Barbara Morgenstern 「The Grass Is Always Greener」
- 2006/07/27(Thu) -
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90年後半からベルリンを拠点に活動しているBarbara Morgensternの最新作(4th?)の「The Grass Is Always Greener」です。フォークトロニカに分類されるのかもしれませんが、アコースティックな曲調に彼女のドイツ語のヴォーカルとピアノ、シンセが交錯する音はどこか不思議な響きがします。ドイツ語の響きのせいか妙に抑圧されているような不安感と、知的に感じられるアレンジメントや伸びやかな歌声、懐かし系のエレクトロニクスの導入といったアンバランスさが、逆説的にほどよい憂いと明るさを巧みに浮かびあがらせているような印象を覚えます。決して捩れているのではなくストレンジ・ポップ・ソングといった感触なのですが、冷たさはなくほんのりとしたぬくもりのようなものすら感じるハート・ウォーミングなイメージです。ピアノと単音のシンセのアルペジオ風のフレーズが絡み合う「The Grass Is Always Greener」、初期Muteレーベル(というかOMDとかDepeche Mode・・・)を思わせるチープなテクノ・ポップ風の「The Operator」、メランコリックなピアノが印象的な「Polar」、ほのかなファンキー・テクノが魅力的な「Das Schöne Einheitsbild」、トイトロニカといった言葉を作ってしまいそうな可愛らしい音の「Unser Mann aus Hollywood」、ループ的に繰り返されるフレーズに和音とリズムがアンビエントな空間を演出していく「Juist」、ラップ+シュラガーといった感のある楽しいヴォーカルが聴ける「Alles was Lebt Bewegt sich」、電子音だけ作ったシューゲイザーサウンドといった趣きのあるちょっと前衛的な「Ein Paar Sekunden」、「日本製の本棚」というタイトルが付せられたトイ・ポップの「Die Japanische Schranke」、打ち込みのリズム・パターンのぎくしゃく加減が面白い「Quality Time」、ミニマル的な展開の中に声や音をコラージュ的に織り込んだ「Mailand」、美しいメロディーをもった「Initials B.M」までホーム・メイド感覚のフォークトロニカといった印象があって、あたかもジャーマンの森の木洩れ陽といった微妙にくすんだイメージの中から浮かびあがってくる歌声はちょっと神秘的にも思えてきます。

彼女のHPから試聴できます(過去作品も含めていろいろ楽しめます)
http://www.barbaramorgenstern.de/

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