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不条理音盤委員会 371 Señor Coconut 「Yellow Fever」
- 2006/05/29(Mon) -
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Atom Heart名義でシリアスなアンビエント・ミュージックを発表していたドイツ人Uwe Schmidtのラテン・ラウンジ・ユニットがSeñor Coconutです。以前Kraftwerkを全編カバーした大傑作アルバムを紹介しましたが、今回は彼の最新アルバムでもあるYMOのカバー集です。ラテン系のもつ華やかさとゲルマンのクールな視点を巧みに融合させたこの一枚はノスタルジーとエキゾチックな趣味を前面に打ち出しながらも、時折みせるシニカルな表情に思わず背筋に冷たいものが走るというまさに踏み絵的な一枚でしょう。坂本龍一がゲスト参加したメレンゲ仕立ての「東風」、高橋幸宏のヴォーカルが冴えるマンボにアレンジされた「Limbo」、華麗なるラテン・ジャズに生まれ変わった「Behind The Mask」、原曲のもっていたサイケデリックな要素を解体して、豪華なブラスで歌メロを奏でる「Pure Jam」、Mouse On Mars参加という割には原曲に忠実なアレンジ(というかオリジナルそのものが既にラウンジ感覚あふれていましたが。。。)が施された「Simoon」、オリジナルのファンキーさを漂白・脱色したような素っ気ないグルーブ感が楽しい「The Madmen」、NY風の猥雑なマンボに生まれ変わった「Music Plans」、脱力感を覚えること必至の「Rydeen」、オリジナルの歌詞をたどたどしい日本語で歌うことによって更にインチキ度を増したチャチャチャ・アレンジの「音楽」、かのMartin Denny氏も喜んでいるであろうエキゾチカ・ラウンジの「Firecracker」まで言うことなしのアルバムです。こういったカラフルに彩られた音の数々は都市生活の喧騒にフィットするもので、一瞬幻惑されてしまいそうな錯覚に陥ってしまいそうなのですが、各曲間に収められたインタールード的な作品がまた異世界と現実世界とを結びつける奇妙な役割をしてくれているようで、そういった真摯な姿勢と同居しているユーモアのセンスに思わず脱帽してしまうのであります。

試聴音源はこちらから
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/B000FA58PC/qid=1148870179/sr=1-1/ref=sr_1_11_1/028-9380777-4025325

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