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不条理音盤委員会 498 Jermook 「Have a Nice Trip」
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- 2007/04/22(Sun) -
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いわき市生まれで、幼い頃は隣の家にフラ・ガールのお姉ちゃんがいて子供心にも「綺麗な姉ちゃんやなぁ〜」などと思っていたことをゆうけいさんのBlogに書いたら、「世界中の素敵なお姉さんシンガー探索の旅はそこから始まったのかも」といういともありがたく、また核心を衝くレスをいただいてみたのはいいものの、そのお姉ちゃんの顔が思い出せない片桐と言います(実家に行けば年賀状がある筈なのですが。。。滝汗)。
![]() と、いうわけでモスクワを中心として活動してしているアルメニア出身のNick "Ambidextrous" Zavriev (electronics, keyboards)、Sergey "Morkva" Moskovkin (bass guitar, guitar, electronics)、 Arusyak Mirzoyan (vocals) という3人組のユニットJermookのデビュー・アルバムです。ダウン・テンポあるいはトリップ・ホップの範疇に含まれるエレクトロニクス系の音なのですが、いくつかの歌詞が古代アルメニアの伝承詩に由来していることや、出身がアルメニアということもあって中近東フレイヴァーも感じられるのは容易に予想していたのですが、Arusyak Mirzoyan さんのヴォーカル・ワークもまたこのユニットの魅力の一つとなっているような気がします。この手の音で女性ヴォーカルといえばブリストルの狂乱巫女PortisheadのBeth Gibbonsさんの名前がすぐに思い浮かぶのですが、Arusyakさんもそれに負けじとばかりのクリアでありながらシャーマニティックな歌声を披露してくれています。重苦しい音の中から呪文的にも聴こえるヴォーカルが寒々と響く「Mountains」、短いイントロをはさんで、シューゲイザーのエレクトロニカ的な解釈ともいえそうな「Kami」、徐々にヴォーカルがエモーショナルになっていくEnigmaっぽい雰囲気もある「In My Mind」、ノスタルジックな歌メロの「Yars Ur E?」、エスニックな面を前面に打ち出しながらラップもフューチャーした「Ticnicner」、ピアノをメインとしたスローなインスト曲「Walking」、アフリカン・フレイヴァーを感じさせるようなスペイシーな「Orer」、Kate Bush + New Order(どういう組み合わせやねん!)といった「Jamen Antsav」、シューゲイザー風にレイヤーされたギター?のサウンド・スケープが拡がっていく様が心地よい「Mekhavorem」、やはり4ADからCreation、Creationといったレーベルの音をMuteに翻訳したような(これまた無茶苦茶な比喩・・・滝汗)「Be Still My Heart」、スピリチュアルな印象もある「 Нежнее нежного」、電子音が飛び交う中を自由自在に歌っているという感がある「Feathers」まで、緻密にクールに構成されたサウンドと反比例するかのようなArusyakさんの伸びやかな歌声のバランス加減がこれまた一種独特の美学を提示しているような印象もあり、北方つながりでカナダのSarah McLachlanさんの名前も頭をよぎったりするわけです。ググってみてもロシア語のレビューばっかりで読む気にもなれず、とはいうものの買ったのはフランスのCD.Babyだったりするわけなんですが、何故かNap Star Japanでも配信しているんですよね(でもTower RecordでCDは売っていない。。。。)。 http://cdbaby.com/cd/jermook http://www.myspace.com/jermookband |
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