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不条理音盤委員会 355 ITHACA 「A Game for All Who Know」
- 2006/04/27(Thu) -
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アナログ時代は途方もない値段で取引されていたというIthacaの1972年発表の4thアルバムです。Peter Howel、John Ferdinandoに女性ヴォーカルのLee Menelausというトリオに4人のゲストを迎えて制作されたこのアルバムは、幻想的で儚いサウンドをメインとしたドリーミーでまどろみ系のアシッド・フォーク・アルバムに仕上がっています。素朴でプリミティヴな演奏の中に込められた淡いトリップ感覚がLee Menelausの美しくもキュートな声で増幅されていって、まさに天上へ拉致されてしまいそうな錯覚に陥る瞬間さえあります。雷?のSEに導かれて夢みるようなメロディーが紡がれて、中盤からは仄かにジャジーなエッセンスを加えたアコースティック・セッションへと続いていく「Journey」、クラシカルなフルートとピアノのイントロから、中近東的な香りもするLeeのヴォーカル・パート~初期Pink FloydっぽいJohnのヴォーカルと移行していくサイケ色が濃い「Questions」、囁くようなJohnのヴォーカルとアコ・ギの響きが美しい前半部からポップでキューティーなLeeのヴォーカルを経て、二人のデュエットからインド風味のエコロジカルな音に展開していく「Times」、フォーク・タッチの前半部から鋭角的なギターが切り込んでくるロック風の後半部の対比が鮮やかな「Feelings」、まさにタイトル通りにドリーム・ポップに仕上げられた「Dream」、切なげなイントロから、哀愁を帯びながらもハート・ウォームなメロディーをLeeのヴォーカル~オルガン~ギターと表情を変えながら次々と奏でていく「A Game For All Who Know」まで不思議な浮遊感につつまれたアルバムという印象があります。また随所でテープ・エフェクトが利用され(特に最後の曲のエンディングでの唐突な終わり方・・・)、曲間が殆どないことやいくつものモチーフが組み合わされて曲が形作られていることから、この作品にはプログレにも通じるコンセプトのようなものもうかがえます。自主制作音源なので、音質という面では劣るのかもしれませんが逆にそのくぐもった音がサイケ感覚をくすぐったりもするような気がします。
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