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不条理音盤委員会 353 Yellow Magic Orchestra 「Technodelic」
- 2006/04/25(Tue) -
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テクノ・ポップという言葉で世間を席巻したYMOは1981年発表の「BGM」でこれまでのファンを突き放すかの如く、UK-NWに直結したようなくすんだ音色のシンセ・ポップを展開したのはご承知の通りだと思います。この時点でYMOの3人はこのプロジェクトの終焉を目指し発表したのがこの「Technodelic」だったと個人的には思います。坂本龍一氏の主導権の下でデジタルであろうが、アナログであろうが、楽器であろうがなかろうが音の出るものを素材としてポップ・ミュージックに仕立てあげる方法論は、松武秀樹氏の手作りのサンプリング・マシーンOrangeを大々的に導入することによってかなり硬質なイメージを覚えます。確かに一聴するとミニマル的なメロディーは単調でかつ強引に感じられますが、全体の音像としてはアバンギャルド的なセンスと無国籍風の音が微妙なバランスを保ってミックスされた極めてハイブリッドなものではないかと思います。高橋幸宏氏のThe Beatlesのような歌メロとやはり笛のようなシンセで奏でられるメロディーはTechno+Psychedelicというコンセプトに相応しいとしか言えない「Pure Jam」から始まり、サンプリングによるミニマル・フレーズが複数交錯する中でケチャまで展開される「Neue Tanz」、いかにも幸宏らしいメロに金属音や坂本氏のピアノ(サンプリング?)が絡むニューロマンティック的な「Stairs」、変な口三味線と変なナレーションが舞う中で独特のハネルようなリズムとファンキーな細野氏のベースが活躍する「Seoul Music」、シンプルで哀愁漂うフレーズが耳に残る「Light In The Darkness」(ドラムと共に鳴っているブリキ缶の音がまた心に響きます)、YMOのアルバムのお約束であるおふざけ系の「TAISO」(ヴォーカル部分はやはりBeatlesぽいですが。。。)、いかにも細野氏らしいエスノ・アンビエントな「Gradated Key」、手弾きとサンプリングが乱れ飛ぶ中で幸宏氏のポップな歌メロが心地よいテクノ・ポップの王道路線である「Key」、現代音楽的なミニマル・フレーズを幾つも組み合わせたミニマル・ポップの極致ともいえる「Prologue」、工事現場で録音した重厚なサンプリングをメインに、Prophet-5を複数ダビングしたメロディーが美しく、まさに最後を飾るべき名曲「Epilogue」まで重厚な音作りでありながらも決して重苦しくならない、どこか突き抜けた明るさのようなものを感じるアルバムだという印象があります。
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