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不条理音盤委員会 349 DEN 「Just Around The Window」
- 2006/04/19(Wed) -
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フランス・ブルターニュ地方のトラッドを演奏するKornogのメンバーでもあるJean-Michel VeillonがJackyとPatrickのMolard兄弟らと結成したユニットがDENです。このアルバムは某専門店の情報誌の推薦盤として挙げられていたのですが、どうもこのアルバム一枚限りの単発的なユニットだったようでその後は各々独自に活動しているようです。KornogがJamie McMenemieがスコットランド出身ということもあって、ブレトン的な要素よりもスコティッシュ的な色彩を強調したフォーク・ロック風の音楽だったのに対して、このDENからは意識的なのか東欧風のエッセンスとよりロックに近いサウンドを導入しているといった面で新鮮さを感じます。この点に関しては以前ClannadのMaire BrennanやハンガリーのMarta Sebestyenがケルトと東欧の音楽には相通じるものがあるといったことを語っていましたが、DENのメンバーはヴァイオリン類や笛類の響かせ方やアレンジメントに関してあえてそういった要素を際立たせたのではないかという推測すら覚えます。まさにフィドルとフルートが東欧風に展開する中で、ドラムが力強いビートを刻む「Just around the window」、マジャールのトラッド曲をケルト風の音で処理した「L'Oriente est grand」、エレガントなメロディーのパイプ・ナンバー(ベース・ラインはかなりファンキーですが・・・)の「Madame Lulu」、幽玄な雰囲気をもった「Five sounds」、ジャズ・フュージョン・タッチの音処理が刺激的な「Le rayon vert」、フィドルの朴訥な響きが伝統と現代を結びつけるようなイメージを喚起させる「The last chance」、クラシカルな色彩でトラッド曲をアレンジした「Javah」、広大な大地を連想させるパイプの響きが印象的な「Lights out」、舞うようなあるいは転がるような変幻自在のメロディーをパイプとフィドルを中心としたアンサンブルで聴かせる「Aube mauve」、アンビエントなイントロから一転して陽気なジグに移行する「Sweet rain / Plevin jig」まで、自分たちが生きてきた土地への愛着と尊重を大切にしながらも、それだけに固執せずに巨視的な視点で音楽を表現したという感があるエキサイティングも兼ね備えたアルバムだといった印象があります。

試聴音源はこちらから
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/B00005QDD6/qid=1146534931/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/171-6561840-7585842

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