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不条理音盤委員会 341 Citta Frontale 「El Tor」
- 2006/04/11(Tue) -
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イタリアン・ロックの中でも異彩を放っていたOsannaは1974年に分裂してしまうのですが、Massimo GuarinoとLino Vairettiの2人が中心となって結成されたバンドがこのCitta Frontaleです。本家Osannaの呪術的なサウンドとは異なったシンプルなメロディーを緻密なアンサンブルで表現するといった手法を、ジャズ・ロックやフォーク・ロック(一部地中海風味のトラッドの要素も強いのですが・・・)のエッセンスをまぶして展開したこのアルバムはP.F.Mにも通じる豊かな歌心を存分に味わえる作品に仕上がっていると思います。一つ一つの楽器の音色を大切にしたような繊細なフレージングが徐々に重なっていき、夢みるような温かさを感じるようなインスト・ナンバーの「Alba Di Una Citta」から始まり、ジャズ・フュージョン風に早急に展開するインストと共に早口言葉のようなLino Vairettiのヴォーカルと懸命に後を追うようなコーラス部が微笑ましい「Solo Unti...」、地中海の陽光を連想してしまう明るいタッチの中で、控え目にサックスやギターが歌い、エンディングに奏でられるフルートの音色が全てを締めくくるような和やかな雰囲気をもった「El Tor」(それにしてもどうしてこの曲に「雷神」という邦題が伏せられているのでしょうか・・・・)、アコースティックなヴォーカル・パートを包み込むようにメランコリックな印象を強く感じるサックスとフルートをメインにした落ち着いたタッチの演奏が繰り広げられる「Duro Lavoro」、ファンキーでメロディアスなテーマが自由自在に舞い、一気に加速度を増して疾走する感があるインスト曲の「Mutarione」、リズミカルなピアノとユーモラスなヴォーカル・パートに茶々を入れるようなサックスとフルート、そこに奇妙なスペイシーな音が加わるといった祝祭的なイメージもある「La Casa del Mercante Sun」、切ないギターとハーモニカが耳に残るジェントリーなフォーク・ソング風の「Milion Di Persone」、静/動のアンサンブルの対比が面白く、最後はダイナミックに目まぐるしい展開を見せながらも、どこかほのぼとした感がある「Edulibrio Divino?」まで、インターナショナル志向のUnoとは正反対のイタリア人的な視点というスタンスに基づいたある意味土着的な要素(インナー・スリーブのメンバーのコラージュが独特ですね)すら覚える淡くてパストラルなイメージが結構気に入っているのです。
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