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不条理音盤委員会 337 Clear Horizon 「CLEAR HORIZON」
- 2006/04/04(Tue) -
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UK・ブリストル出身のAvant-NoiseユニットFlying Saucer Attack のメンバーである David Pearce がアメリカ・オハイオ州出身の女性ソングライターJessica Bailiffとコラボレートした作品をClear Horizon名義で発表したセルフ・タイトルのアルバムです。ネットでこのアルバムに関しての情報を検索してみると、二人が共にスタジオに入って共同作業をしたというわけではなく、互いに音の素材をメールで提示しては各々が加工して返信するというメール・アートの形式で生み出されたもののようです。一聴して理解るようにサイケデリックあるいはアシッド・フォークの強い影響下にある音で、まるでAmon DuulⅡ+Slowdiveといった非常に刺激的な音に、さらにそれを増幅させるかのようなエレクトロニクスとまとわりつくというこういった音が好きな人にはたまらない作品に仕上がっています。小刻みなカッティングを繰り返すアコ・ギにタイトル通りに波と風を思わせるSE風の電子音が絡む「Watching the Sea」、不安感を煽り立てるような重層的なギター・ノイズの壁が印象的な「Death's Dance」、アコースティックな音の中にJessicaの虚ろな声が響く「For Days」、エフェクターを駆使したミニマルなコードが虚無的な音響空間を創出する「Sunrise Drift 」、神経に突き刺さるような痛みを伴ったノイズの中でDavidの声が漂う「Millenium Blues」、シャーマニティックな雰囲気すら感じる「Distortion Song」、このアルバムの中では一番シンプルなアコ・ギの弾き語り風の「A Child's Eyes」、ひたすらノイジーでスピリチュアルな音塊に終始する「Dusk」、 微かにガムランの香りもするエスニック的なサウンドを背景にJessicaの声が宙を舞う「Open Road」まで、心の奥底まで浄化してくれるような深遠で清冽な、まるで白日夢の如きアルバムだという気がします。それにしてもこのコラボは単発的なものなのかどうか知りませんが、こういった偶発的に生まれるファンタスティックな音世界に一度足を踏み入れるとなかなか脱却できませんね(笑)。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/603888/summary.html

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