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不条理音盤委員会 325 Makam 「Anzix」
- 2006/03/18(Sat) -
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ハンガリーを代表するラジカル・トラッド・バンドMakamが2003年に発表した8枚目?のアルバムです。一時期やはり同国のトラッド系バンドKolindaと合体していた頃もありましたが、音楽性の相違もあって再び両者は単体として活動することになりました。どちらかといえばMakamの方がエスノ・ジャズ的な色彩が強いという印象がありますが、一聴すればわかるようにマジャール民族特有の土着的な要素を基盤として、民族楽器やサックス、ヴァイオリンをフューチャーしたハイセンスなアレンジメントは聴くものに斬新な衝撃を与えてくれますし、フロントの女性陣のヴォーカルには同じアジア系民族ということもあって、どこか懐かしい響きあるいは郷愁のようなものさえ感じます。冒頭のFululyaに導かれて掠れた女性ヴォーカルが歌う「Van-e teneked...?」で既にKOされてしまった片桐なのですが、続く優しいアコ・ギの響きも美しい「Jaj, sotetben」、流れるようなベース・ラインの上を舞うように軽やかに歌う「Kesely?」、ギリシャ風の雰囲気も漂う明るい感じの「 Ilju」、3人の女性コーラスと変拍子を交えたインスト・パートがマジャールの土臭さを表現した「Fudogal」、途中でサックスがジャズ寄りに走る「Kilences」、Marta Sebestyenを思わせる独特の地声スタイルのヴォーカルが心を打つ「Katona sirato」、管楽器をフロントに打ち出したスリリングなアンサンブルの「Ebredj fel」、Bouzukiをフューチャーした中近東色が濃い曲を呟くように歌う「Edesanya, kedvesem」、バルカン特有のフレーズを楽しげに奏でていく「Eleven」、ボトムの効いたロックぽいベースラインが不思議とエスノ・サウンドとヴォーカルを引き立てる「Gyere velem」、男性ヴォーカルによるシャンソンにも通じる小粋な「A Don-kanyar felol」まで、自分たちのルーツを相対化しながらも極端な形で提示するというわけでもなく、淡い色彩を伴ったような最小限の音でそういった信念を表現するといった方法論で作られた本当に癒されるような曲が続きます。ある意味でさりげなさの極致とも言うべきアルバムではないかという印象を覚えます。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/20073832/summary.html
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