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不条理音盤委員会 311 Steely Dan 「Katy Lied」
- 2006/02/26(Sun) -
Steely_Dan-Katy_Lied.jpg

先日偶然なのですがある知り合いの女性を見かけました。特に親しいというわけでもなかったのですが、いつももっともらしい嘘をつくのが得意な人でした。今もそうやって偽りの人生を歩んでいるのでしょうか??言葉を交わすこともなかったのですが、いつも彼女を見かけると決まってこのアルバムが思い出されます。Steely Danの「嘘つきケイティ」です。通常のバンド形態から完全無欠のスタジオ・グループへと移行しつつあった頃でWalter BeckerとDonald Fagen、Denny Dias、Michael McDonald、Jeff Pocaroが正規メンバーとクレジットされた彼らの1975年の4枚目のアルバムです。ロック的なイディオムを保ったままでジャズ/フュージョンのエッセンスを導入した手法と毎度のごとくひねくれたメロディーにのせて歌われる厭世的な世界観の歌詞が特徴的なこの作品からはBeckerとFagenの皮肉をはっきりと感じ取ることができます。ひねくれたブルース調の「Black Friday」、「なんて住みにくい世の中なんだろう~」と自嘲気味に歌うトロピカルな感覚の「Bad Sneakers」、軽快なフュージョン風サウンドの「 Rose Darling」、3本のギターが絡み合い、都市生活への嫌悪感を歌った「Daddy Don't Live In That New York City No More」、Phil Woodsのサックス・ソロをフューチャーして、人間不信を歌った「Doctor Wu」、ソウル/ファンクの要素を取り入れた「Everyone's Gone To The Movies」、「人生は幻のようだ」という諦観をジャズ・ピアノっぽいサウンドにのせて歌う「Your Gold Teeth II 」、ブルース・タッチで孤独をテーマにした「Chain Lightning」、他の世界に移り住みたいという願望を何故か爽やかなコーラスで聴かせる「Any World (That I'm Welcome To)」、何かも投げ出したいという願いをシンプルなピアノ・サウンドにのせた 「Throw Back The Little Ones」まで、とにかくカラリと乾いたような音なのですが、シニカルでペシミスティックな知性にあふれた言葉との落差はある意味強烈で、ある意味妙に納得するものがあります。このアルバムは他の作品と比べるとメロディーの水準こそ高いのですが、ハッとするような名曲がないのが寂しいのですが、つい時々聴きたくなるのです。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/15293/summary.html

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