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不条理音盤委員会 310 Cindytalk 「Camouflage Heart」
- 2006/02/25(Sat) -
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スコットランド出身のGordon SharpのユニットCindy Talkが1984年にリリースした1stアルバムです。Gordon Sharpの名前は知らなくともThis Mortal Coilの「Kangaroo」「Songs To Siren」での歌声ならば覚えている方も多いと思います。Cindytalkも基本的にはそういったエレクトロニクスを多用したゴシック/インダストリアル系の音なのですが、耽美的というよりもテンションの高い音を背後にGordon Sharpのヴォイスが絡むといったスタイルは初期のCabaret VoltaireあるいはClock DVAに近いような印象があります。不安を惹起するような不規則なパターンのリズムとピアノ、鋭く切り込むギターと叫ぶようなGordonのヴォーカルといった刺激的な「It's Luxury」、宗教的な色彩のある重苦しいサウンドに呻くようなヴォーカルが不気味な「Instinct (Backtosense)」、フリーキーにギターとドラムが暴れまくる(この曲でドラムを叩いているのはEx-Birthday PartyのMick Harvey)「Under Glass」、何かを訴えかけるようなヴォーカルがノイズ・サウンドにまみれる「Memories of Skin and Snow」、アンビエントなピアノをフューチャーし、後半部はラジオ・ノイズを導入した前衛的な「Spirit Behind the Circus Dream」、鼓動のようなリズムの上を幾重にもエコーを重ねられたヴォーカル・パートが重層的に響く「Ghost Never Smiles」、初期Cabaret Voltaireのようなコラージュ・サウンドの「Second Breath」、更にノイズ・インダストリアル的な音の密度が増し、E.NeubautenやFad Gadgetにも通じる混沌さを感じる「Everybody Is Christ」、ピアノとSE風のシンセだけの美しいナンバーの「Disintegrate...」まで、極度に緊張感の高い研ぎ澄まされたようなインダストリアル風の音が連続しています。彼が歌う世界はおそらく絶望に満ちたものであろう事は、ジャケットの「desire」の下のX印や、裏面の写真に「for those who came and will come closer」あるいは「I set aside some time to look up into heavens,but what I see is not rich but a comouflage heart on a lakeside…」と記されていることからも類推されます。とにかくどことなく死の香りが漂うようなアルバムなのであります。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/26905/summary.html

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