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不条理音盤委員会 302 Kitsty Hawkshaw 「O.U.T」
- 2006/02/17(Fri) -
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ますますマニアックに走っていますが、この人の名前を覚えている方はいますか??
1991年にJaneの「It’s A Fine Day」とKing Crimsonの「I Talk To The Wind」を大胆なクラブ・ビートでアレンジして全英チャートを席巻したユニットOpusⅢのリード・シンガーだったのがこのKirsty Hawkshawでした。OpusⅢの活動停止後は主にエピック・トランス系のアーティストの作品でその歌声を披露していた彼女でしたが、1998年に自身の名義で発表した1stソロアルバムがこの「O.U.T(On Ultimate Things)」です。OpusⅢ時代のハウス・ビートやトランスから脱却して彼女が選択したのはいわゆるTrip-Hop的な音使いでしたが、細かな電子音や生音に絡むウィスパー・ヴォイスは健在で、より表現力も増した作品に仕上がっていると思います。物悲しい曲調と深いエコーがかけられた彼女のヴォーカルが幽玄さを演出する「Leafy Lane」、ピアノの弾き語り風でKate Bushっぽくもある「Chapter 8」「Orange」、激しく感情的なヴォーカルを聴かせる重苦しい「Sci-Clone」、やはりピアノとエレクトロニクスをメインとしたアンビエントな曲調の「River」「Bigger Picture」、緊張感を強く感じるSE風の電子音が耳に残る「Dis-Affected」、ジャズ風味も感じるラウンジ・ポップの「One Moment」、更にジャズ色が濃い「On Ultimate Things」、ヨーロピアンな雰囲気が漂う「Mercury」「Smile」、R&B風の爽やかな「For You」、クラシカルなマドリガル風の「Watch The Days」まで、控えめに彩るエレクトロニクスと表情豊かながらモノクロームな音を奏でるピアノ、そしてクリアで伸びのあるKirsty Hawkshawの歌声が程よくブレンドされていて、心が洗われるような清冽な印象があるのですが、この作品の底流を流れている寒冷な空気のようなものには驚かされるものがあります。混じり気の一切ないピュアな世界だからこそ、純粋で透明な地下湧水のようなこの作品が形成されたのではないかとも思ったりもします。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/456411/summary.html

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