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不条理音盤委員会 491 Grouper 「Wide」
- 2007/04/09(Mon) -
先日もらったルーマニアのプラムの蒸留酒ツィカは口当たりが良くて体を温めるには最適だったと個人的には思っていて、また飲みたいと願っていたところ、今度はブルガリアのラキアを頂いてしまい、まるで当Blogのように東欧方面のお酒を嗜むようになってこれまた喜ばしいかぎりなのではありますが、こちらもプラムから蒸留した点ではツィカ同様なのですが、何しろアルコール度数が45度というまるで火を噴くような辛口のこのラキアをギンギンに冷やして飲むというのが通らしく、それでいて強烈な刺激の中からほんのりとプラムの香りが漂ってくるという官能さは何ものにも代えがたく感じて、ブルガリアのお姉ちゃんの谷間をついつい妄想しながら宿酔寸前に陥りそうな片桐と言います。
というわけで、カリフォルニアをベースとして活動しているOakland出身の女性アーティスLiz Harrisさんのソロ・プロジェクトGrouperの2ndアルバム「Wide」です。

Grouper_Wide.jpg


幾重にも重ねられたギターやエレクトロニクスの音は厚いベールのような印象がありますが、その一つ一つの音の境界すらはっきりさせない曖昧にも感じられるミニマル・ドローンのサウンド・スケープの中をLiz Harrisさんのシャーマニックな歌声が漂うこのアルバムは救いがたいほどの美しさを備えているような気がします。孤高のように思えて一筋の希望の光が感じられる音といった感じでしょうか??
ヴォイスとシンセが一つに溶け合いながら幽玄な雰囲気を醸し出す小品の「Make Me Over」から始まり、呟くが如きミニマル・フレーズを繰り返すギターが音の壁の向こう側から響いてくるような「Little Boat/Bone Dance (Audrey)」、ノイズと紙一重ギリギリのところで留まっている音響的な作品「Imposter in The Sky」、ちょっと形容しがたいようなピアノの不思議なメロが妙に気になって仕方がない「Giving It to You」、荘厳で宗教的な印象もある「Agate Beach」、ダブ風に処理されたアコ・ギとヴォイスが虚ろに響く「They Moved everything」、Lizさんの声に酔ってしまう43秒のインタールード的な「Black Blood」をはさんで、ちょっとJoy Divisionの「Atomosphere」に似たメロが浮かんでは消える「Shadow Rise, Drowned」、水の流れる音のSEとかき鳴らされるギター、それにヴォイスが何度となく交錯しては消えていく「Wide」まで、単純にノイズやエクスペリメンタルとは言いがたい神秘的な様相も色濃いアルバムだという気がします。もっとも神秘的といってもニュー・エイジやヒーリングといった安直な路線ではなく、ジャケットに象徴されるように、もっと根源的な部分から生み出された音なのではないかと感じます。いわば、大地母神が奏でる音楽といったところでしょうか。。。。

試聴音源はこちらから
http://www.myspace.com/grouperrepuorg
http://www.midheaven.com/artists/grouper.html


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