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不条理音盤委員会 301 The Boo Radleys 「Wake Up!」
- 2006/02/16(Thu) -
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リバプール出身のThe Boo Radleysが1995年に発表した3rdアルバムです。Sice(Vo, G)、Martin Carr(G)、
Timothy Brown(B)、Steve Hewitt(Ds)という布陣でしたが、デビュー直後にドラムがRob Ciekaに代わっています。元々シューゲイザー・ムーブメントの渦中に投げ出された彼らなのですが、既に2ndアルバム「Giant Steps」の頃には単なるギター・ノイズ・バンドにとどまらず、レゲエやハウスの要素やフォーキーな曲にチャレンジするといったポップとアバンギャルドを折衷した音楽性を展開していました。更にこの作品では本来のギター・バンドというスタンスの上に往年のブリティッシュ・ポップを下敷きにアバンギャルドなエッセンスをふりかけたキャッチーなポップ・センスが開花した作品であると言えましょう。爽やかなコーラスから一転してファンキーなブラスをフューチャーした「Wake Up Boo!」が大ヒットを記録したのを覚えている方も多いと思いますが、続くドリーミーなフォーク・ロックの「Fairfax Scene」、やはり大胆にブラスをフューチャーしているものの、感触的にはTeardrop ExplodesやWah!といったリバプール・ポップの伝統が生きている「It’s Lulu」、The Beatles風の切ない歌メロの「Joel」、インディ・ダンス・ビートと轟音ギターが絡む「Find the Answer Within」、シンプルなギター・ロック・ナンバーの「Reaching Out from Here」、シューゲイザー的なサウンドを効果的に配置した「Martin, Doom! It’s Seven O’Clock」、やはりギターが音を重ねる中でネオ・サイケっぽい雰囲気も漂う「Stuck on Amber」、リバプール・ポップをとぼけたような調子で歌う「Charles Bukowski is Dead」、ストリングを背景にしたドラマティックな「4am Coversation」、表情豊かなギターがアンサンブルの中心となってSiceのヴォーカルをひきたてる「Twinside」、ピアノをメインにしたバラードの「Wilder」まで、ひねりは少ないものの美しくも儚いメロディーが続く曲が並んでいます。彼らにとって不幸だったのはこうしたポップ・エッセンス全開の作品を発表したが故にブリット・ポップ一派と見做されてしまい、逆にこれ以降の作品では打ち込みを導入したり、よりアバンギャルドな音作りを目指すといった実験性を追及する方向に向かってしまったということです。そういった点から見れば、この「Wake Up!」という作品がThe Boo Radleysというバンドの一番輝いていた頃だったと思うと残念で仕方がありません。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/163534/summary.html

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